【葬送のフリーレン】僧侶ハイターの化け物伝説!年齢・過去・ヒンメルとの絆も解説

大ヒット作品『葬送のフリーレン』に登場する「僧侶ハイター」には様々な逸話があります。

ただの人間とは思えない魔力量や化け物と呼ばれるほどの魔法、僧侶なのに度々二日酔いになる等々。

ここではそんな規格外な僧侶ハイターの伝説をご紹介!

さらに、ハイターの年齢や身長、名言、ヒンメルとの関係性、再登場の可能性といったあらゆる情報も網羅し、ハイターの生涯を紐解いていきます。

『葬送のフリーレン』ハイターとは何者?

葬送のフリーレン僧侶ハイター晩年

原作:山田鐘人、作画:アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館)に登場する僧侶ハイターの晩年の姿(画像は公式Xより引用)

葬送のフリーレン』のハイターとは、魔王を討伐した勇者パーティーの僧侶。

高度な回復魔法と深い知識を持つハイターは、ヒンメルやフリーレン、アイゼンといった仲間だけでなく、孤児だったフェルン、僧侶の後輩ザインにも大きく影響をしました。

>>【葬送のフリーレン】僧侶ザインとは?登場回から年齢や才能や戦士ゴリラとの絆に迫る

僧侶ハイターcvは「東地宏樹」さん!

ハイターの声を担当するのは、声優の東地宏樹さん。

『名探偵コナン』2代目伊達航『PSYCHO-PASS サイコパス』須郷徹平『七つの大罪』エスタロッサ『BLEACH』の銀城空吾といった、強キャラ、頼りになるキャラクターの声でおなじみの方ですね。

個人的には『ハコヅメ』の宮原部長も印象的で大好きです。

彼の声はハイターの深い内面を表現するのに最適で、落ち着いたトーンはハイターの賢明さと経験を反映しています。

ハイターも東地宏樹さんもお酒好きという共通点のおかげ(?)もあってか、世界観への調和も◎

ハイターの化け物伝説|人間なのに魔力量と魔法と二日酔いがすごい!

葬送のフリーレンハイターcv東地宏樹

アニメ1話のハイター(金曜ロードショー公式Xより画像引用)

ハイターにはいくつもの伝説がありますが、注目していただきたいものは3つ。

魔力量、魔法、二日酔いです!

1つずつご紹介します。

>>【葬送のフリーレン】究極の強さランキング!ゼーリエや七崩賢の真の力とは?

伝説①ハイター16歳の魔力量は500年くらい修業した魔法使い並み?

ハイターの魔力量はとても多いです。

数値はありませんが、作中エピソードを繋ぎ合わせると「かなり多い」と言えます。

フリーレンは常に魔力制限をしていて、その魔力量を大魔族である「断頭台のアウラ」が計測(22話)。

その際アウラは、フリーレンの魔力量を100年ほど修行したレベル、さらに80年前と変わっていないと考えました。

そしてハイターはそんな魔力制限中のフリーレンと出会った際、フリーレンの魔力は自身の5分の1だと発言。

つまり、100年修行したレベルの魔法使い×5倍=16歳のハイターは500年修業した魔法使い並みの魔力量ということに…。

>>【葬送のフリーレン】七崩賢の全メンバーの死因と結末について徹底分析

伝説②女神様のすごい魔法を使いこなし聖典解読も達成

ハイターは高レベルの回復魔法が使える優秀な僧侶、これは公式プロフィールにも明記されています。

ただハイターのサポート魔法はそれだけではありません。

七崩賢の一人「不死なるベーゼ」との戦闘時、結界を壊す仲間をサポートするため、無補給&無酸素でも2ヵ月生きられる魔法を全員にかけました(97話)。

この魔法はとんでもないらしく、魔法使いのフリーレンにすら「化け物」と言われています。

さらに多くの人が見つけられなかったフランメの手記の場所を見つけたり(7話)、聖典の時巡りの鳥の章の暗号解読(116話)にも貢献。

特に聖典解読は生涯を費やす僧侶もいるほど難しいもの。

知識と洞察力、経験、人脈など、多くのものが必要だったのではないでしょうか。

勇者パーティーはヒンメルの武勇にフォーカスされることが多いですが、こういったエピソードを見ると、ハイターは魔力量や魔法、知識、その他諸々すごいと分かります。

伝説③生粋の酒好きなのにフェルンへの愛で酒をやめた

ハイターは僧侶でありながらも酒が大好きで、よく二日酔いになっていました。

戦闘に支障をきたすほど飲んでいたようです。

回想シーンにて「今日は二日酔いで駄目な日だ。」(52話)とか「飲んでいないと本当に優秀だな」(97話)と言われていました。

70代では長年の酒がたたって病気になりますが、90代になっても酒はやめず、フェルンを引き取った後、ようやく酒をやめました(2話)。

フェルンのため、大好きな酒をやめて、一日でも長く生きようと思ったのではないでしょうか。

葬送のフリーレンアニメ版ハイターと幼少期のフェルン

アニメ版ハイターと幼少期のフェルン(魔物デザイン担当「原科大樹」作画)

>>アニメ『葬送のフリーレン』公式Xより画像引用

これもハイターを知る人たちには伝説的な出来事だったことでしょう。

>>【葬送のフリーレン】フェルン死亡説の真相とは?生い立ちや年齢や強さなどを解説

ハイターのプロフィール|年齢・種族・性格・功績など

勇者パーティーの一人であるハイターはすごい僧侶で、数々の功績、名言を残しています。

ただヒンメルの勇姿を間近で見ていたためか、妙に自信がないところもありました。

「私は自分を信じることはできませんが、勇者ヒンメルのことは信じています。」

>>原作:山田鐘人、作画:アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館)112話より引用

こちらはヒンメルへの深い信頼を示すハイターの名言ではありますが、彼自身の自信のなさも伝わってきます。

今度はプロフィールや経歴をまとめ、ハイターがどんな人間なのかを見ていきましょう。

ハイターのプロフィール一覧

名前ハイター
cv東地宏樹
年齢享年100歳くらい
身長/体重不明(ヒンメルよりは高く、南の勇者よりは低いくらい)/不明
種族人間
職業勇者パーティーの僧侶(女神様の魔法を使う聖職者)
→魔王討伐後は聖都の司教
→晩年は聖都シュトラール郊外で隠居
仲間勇者ヒンメル、戦士アイゼン、魔法使いフリーレン
家族不明(孤児)
功績魔王討伐(1話)、フランメの手記発見に貢献(7話)
聖典の時巡りの鳥の章解読(116話)
性格温厚、優しい、基本的には明るい、たまに怒る
見た目オールバックにして二束だけ前に垂らす
眼鏡、長身、細身
若い頃:黒い僧侶服→壮年期以降:白い司教の服
武器聖典に記された女神様の魔法
女神の加護(118話)
得意技魔法による治癒、身体強化、女神の加護による防御
好きなもの
出身地中央諸国の辺境の村(114話)
備考・フリーレンたちから「生臭坊主」と呼ばれる(1話、4話、69話等)
・ヒンメルの葬儀の際には真面目にやれと石を投げられた(1話)
・女神様に褒めてもらったり、天国で贅沢するために戦った(1話、29話)
・魔法のかき氷ではしゃぐ、お花畑でアイゼンと戯れる等茶目っ気あり(3話、11話)
・笑ってごまかす(1話、2話、4話等)
・フェルンに「酒は百薬の長」と教える(28話)
・酒に関わることは嘘をつく(28話、115話)
・「僧侶アゴヒゲ」(ザイン)の名づけ親(34話)
・ハイターはドイツ語で「晴れた」「明るい」などを意味する
・2022年開催公式人気投票結果は11位

>>【葬送のフリーレン】南の勇者は人類最強の未来視持ち!生存説や名言を紹介

ハイターの経歴は華々しいですが、生い立ちや願い、エピソードを見ると、清廉潔白な聖人ではないと分かります。

やるときはやるけれど、酒関連では結構ダメなところもありましたよね。

「本当は私の心は子供の頃からほとんど変わっていません。理想の大人を目指して大人の振りをしてそれを積み重ねてきただけです。」

>>原作:山田鐘人、作画:アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館)29話より引用

この名言からも、ハイターは理想に近づこうと努力しつづけた普通の人間であり、それこそが親しみやすさの源なのだと分かります。

ハイター年表(ヒンメルと同い年と仮定)

年齢出来事話数 ※
幼少期・孤児院でヒンメルと出会う25話
少年期・ヒンメルが大人でも手こずる魔物を倒して
勇者の剣のレプリカをもらう様を見る
・ヒンメルに剣が偽物だから
偽物の勇者にしかなれないとからかう(後年謝罪)
勇者ヒンメルの冒険譚
25話、115話
16歳?~・ヒンメルと孤児院を出てアイゼンやフリーレンをスカウト
・魔王退治の旅に出る
・旅の途中、孤児院に復興支援金を寄付
1話、22話、24話
27話、33話、35話、
63話
23歳?・時間を逆行してきた未来のフリーレンと再会
・皇獄竜を倒す
・七崩賢グラオザームやソリテールたちと戦う
・女神の加護によってグラオザームの幻を防ぐ
107話~118話
26歳?・10年の旅を経て魔王を倒す、勇者パーティー解散1話、107話
・アイゼンと文通をする
・聖都の司教になる
・107話で出会った未来のフリーレンを元の時代に
帰す魔法を見つけるため聖典の時巡りの鳥の章を解読
・視察でザインと出会う
1話、116話
76歳?・エーラ流星群を仲間と見る
・ヒンメル死去、葬儀を取り仕切る
・酒がたたって病にかかる
1話
・フェルンを引き取って育てる
・酒をやめる
2話、7話
96歳?・フリーレンと再会してフェルンを紹介
100歳?・フェルンが一人前になった姿を見届けて死去

ハイターの種族は人間ですが、かなり長生きしました。

激動の人生を見事完遂しましたが、念願だった女神様に褒めてもらうという願いは叶ったのでしょうか。

>>【葬送のフリーレン】つまらないと言われる納得の理由とは?

ハイターと勇者パーティーの絆|ヒンメル・フリーレン・アイゼン

葬送のフリーレン人類vs魔王軍や南の勇者の重要度が分かる相関図

葬送のフリーレン相関図(時期はヒンメル死後30年あたり)

ハイターの人生は、勇者ヒンメル、魔法使いフリーレン、そして戦士アイゼンとの深い絆によって形作られました。

彼らの絆、その他の影響を受けたキャラクターとの関係性をご紹介します。

ハイターの親友ヒンメルの影響力とは?

ハイターとヒンメルの関係は、旅の仲間なだけでなく同じ孤児院で育った幼なじみで親友です。

ヒンメルはハイターにとって兄弟のような存在であり、彼の勇気と正義感はハイターに大きく影響。

結果的にハイターはヒンメルとともに旅に出て魔王を倒し、聖都の司教にまでなりました。

彼らがともに過ごした時間は、ハイターの人生において最も価値ある瞬間の一つであり、ヒンメルの死後もハイターの心の中で生きつづけ、フェルンを引き取ることにもつながりました。

フリーレン「ねぇ、なんでフェルンを救ったの?」
ハイター「勇者ヒンメルならそうしました。」

>>原作:山田鐘人、作画:アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館)1巻2話より引用

彼らの絆は、物語の中で読者に深い感動を与える要素の一つです。

>>【葬送のフリーレン】ヒンメルがかっこいい!名言と感動エピソードをピックアップ

ハイターがフェルンを育てたのはフリーレンのためもある?

ハイターがフェルンを育てた理由は、ヒンメルと同じことをしようと思ったことも大きいようですが、フリーレンに再び旅の仲間を作ることもあったのではないでしょうか。

回想シーンの中でハイターは度々フリーレンと話し、気にかけています。

褒めてくれる人はいるのかと聞き、自身の子供が魔法使いになるかもしれないとも言いました(25話)。

さらにフェルンやザインにフリーレンの話をし、それが彼らを結びつけることに一役買っています。

永い時間を生きるエルフのフリーレンをハイターも心配していたのでしょう。

晩年の文通友達だったハイターとアイゼン

ハイターとアイゼンは旅の回想シーンでも仲良しと分かりますが、晩年になっても変わりませんでした。

定期的に手紙を送りあい、互いの近況を共有するほどです。

二人は一見真面目だけれど性質は陽気ということ、ヒンメルとフリーレンの関係性に何か思うところがあったという共通点があります。

仲間でありながら、見守る親目線なところもあったのかもしれません。

>>【葬送のフリーレン】戦士アイゼンの最強無傷伝説!年齢・性格・死亡説も解説

その他の影響を与えたキャラクター|フェルン・ザイン・ザインの兄

葬送のフリーレンザインの兄

ザインの兄(葬送のフリーレン公式Xより画像引用)

ハイターが影響を与えたその他のキャラクターとしては、フェルン、ザイン、ザインの兄がいます。

まずフェルンは、ハイターの人生の晩年期に出会い、数年の時を過ごしました。

接し方を見る限り、ハイターはフェルンを弟子ではなく子のように思っていたようですし、フェルンもハイターを親のように慕っています。

次にザインとハイター。

二人は少ししか関わっていませんが、ハイターの語った冒険譚がザインの冒険への憧れに現実味を帯びさせたと考えられます。

また、ザインはハイターを理想的な大人と評していました、破戒僧になってしまいましたが。

ザインの兄とハイターは教会関係でのつながりです。

視察に来たハイターがザインの兄の才能を知り、聖都に来るようスカウトしましたがフラれました。

ただ、ザインの兄は、聖都の司教であるハイターに認められた証である聖印を唯一の誇りとするほど、嬉しかったようです。

ハイターは多くの人に影響を及ぼしていますね。

ハイターとフェルンが再会する可能性

ハイターとフェルンの再会は、『葬送のフリーレン』のファンにとって大きな関心事。

フェルンはフリーレンとともに魂の眠る地オレオール、通称天国を目指しています。

本当に死者の魂がオレオールにいるのなら、ハイターと再会する可能性は高いです。

二人が何を話すのか、フェルンといい感じになっているシュタルクのことをハイターがどう思うのか等、すごく楽しみですね。

今後も葬送のフリーレンを応援しながら、その時を待ちましょう!

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