【葬送のフリーレン】つまらないと言われる納得の理由とは?

話題の作品『葬送のフリーレン』が「つまらない」という人がいます。

何故そんな声が上がっているのでしょうか?

気になったので、SNSや考察ブログ、公式コメント、知恵袋などを徹底的に探ってみました。

結果、葬送のフリーレンがつまらないと言われる納得の理由を発見。

具体的なエピソードや場面と一緒にご紹介します。

『葬送のフリーレン』の評判が気になる方、チェックしていってください。

『葬送のフリーレン』ってどんな作品?基本情報とあらすじを紹介

前代未聞、金曜ロードショーでのアニメ初回放送が決まって話題を呼んだ『葬送のフリーレン』は、原作漫画も大人気です。

しかし、称賛する声とともに「葬送のフリーレンはつまらない」という声も聞こえてきました。

どこがどうつまらないのでしょうか?

この記事では、葬送のフリーレンの情報をおさらいして、どういったところで「つまらない」と言われているのかを深堀りします。

葬送のフリーレンは人気漫画でアニメ化済みのすごい作品

葬送のフリーレン』は週刊少年サンデー(小学館)で連載中の漫画。

山田鐘人さんが原作、アベツカサさんが作画を担当していて、2023年秋にアニメ化も果たしました。

あらすじを一言で表すのであれば、人の心を知る旅をしているエルフ「フリーレン」の物語。

度々描かれる勇者ヒンメルとの思い出、新しい出会いと別れが淡々と描かれているところが心に響きます。

小学館公式サイトのあらすじ紹介に出てくる「後日譚ファンタジー」というワードがぴったりの作品です。

>>【葬送のフリーレン】究極の強さランキング!ゼーリエや七崩賢の真の力とは?

主要キャラクター6人

『葬送のフリーレン』1巻と4巻の書影

『葬送のフリーレン』1巻と4巻の書影

葬送のフリーレンの主要キャラクターは6人。

エルフの魔法使い「フリーレン」

主人公であり、長寿のエルフで魔法使いフリーレン。

かつて勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンとともに戦い、4人で魔王を倒しました。

ヒンメルの死後、その心を知ろうとしなかった後悔に後押しされ、新たな仲間と人の心を知る旅に出ます。

新しい旅の仲間は魔法使いのフェルンと戦士シュタルク、あと僧侶のザインもいますが途中で一旦離脱。

>>【葬送のフリーレン】僧侶ザインとは?登場回から年齢や才能や戦士ゴリラとの絆に迫る

魔王を倒した勇者「ヒンメル」

フリーレンを旅に誘い、仲間を率いて魔法を倒したのが勇者ヒンメル。

フリーレンにどんな感情を抱いていたのか明言はされていませんが、おそらく…。

>>【葬送のフリーレン】ヒンメルがかっこいい!名言と感動エピソードをピックアップ

フリーレンの新たな仲間で弟子の「フェルン」

フェルンはフリーレンに魔法を教わっている弟子かつ新たな仲間。

僧侶ハイターが育ての親のため、信心深く面倒見が良いです。

彼女もまた、フリーレンの新たな冒険に大きな影響を与えています。

>>【葬送のフリーレン】フェルン死亡説の真相とは?生い立ちや年齢や強さなどを解説

フリーレンの新たな仲間でアイゼンの弟子「シュタルク」

シュタルクはアイゼンの弟子であり、まだ存命の戦士。

臆病者ではあるものの秘めたる才能を持つ彼は、フリーレンとフェルンの新たな冒険の一員となります。

>>【葬送のフリーレン】シュタルクの噂を検証!ちっさくてフェルンと付き合っている?

勇者パーティーの僧侶だった「ハイター」

ハイターは元・勇者パーティーの僧侶で、フェルンの育ての親、現在は故人。

勇者パーティーの戦士だった「アイゼン」

アイゼンは元・勇者パーティーの戦士、力持ちのドワーフでシュタルクの師匠。

葬送のフリーレンが「つまらない」「つまらなくなった」と言われる納得の理由5選

葬送のフリーレンのつまらないと言われるところ5選 (1)

人気作品『葬送のフリーレン』には多くのファンがいて、マンガ大賞2021を受賞するなど、世間的な評価も高いです。

しかし、「つまらない」とか「つまらなくなった」、「面白くない」と低評価をつける人もいます。

どういったところがつまらないと言っているのか気になったので、SNSや考察ブログ、なんj、公式配信コメント欄、口コミ、知恵袋などを探りました。

結論からいくと、納得できる理由を発見。

整理してみたところ大きく分けて5つありました。

  1. バトルシーンに欠ける緊張感
  2. シリアスなストーリー展開
  3. 長編のバランス問題
  4. キャラクターの成長の遅さ
  5. 期待値とのギャップ

元となった意見、具体的なエピソードなどと併せて、1つずつ解説していきます。

理由①バトルシーンに欠ける緊張感

葬送のフリーレンをつまらないという多くの読者が指摘する理由の一つが、バトルシーンに欠ける緊張感。

葬送のフリーレンはバトルを詳細に描かないことが多く、敵との会話がなければすぐに戦いは終わります。

  • 魔物とのバトルでピンチ→次のコマで魔物の体を切断(25話「剣の里」)
  • 敵の群れが出現→次のページで「とんでもない激戦だったぜ」(77話「竜の群れ」)

というような、戦闘シーンを大幅カットしている話は多数。

工夫を凝らした技、心理戦、苦労して手に入れた特殊な力を持つ武器、まさかのコマ割りで魅せる手法、といったことは滅多にありません。

そのため、バトルやアクションシーンに生々しさ、緊張感が欲しい読者にとっては、つまらない、物足りないと感じるようです。

葬送のフリーレンのバトルを低評価した実際の声(Yahoo!知恵袋)

all********さん 2022/9/18 0:23

葬送のフリーレンという漫画を読んだのですが、あれって進撃の巨人みたいに絵が下手だけど話が面白いっていうやつですか?
バトルシーン、めちゃくちゃ腰が入っていないというか、戦ってるのにみんな棒立ちで滑稽なんですけど

>>Yahoo!知恵袋より一部引用

理由②シリアスなストーリー展開

葬送のフリーレンには、ハイテンションなキャラクターが出てきたり、コメディ展開になることはほとんどありません。

淡々と旅をして、時に戦い、時に切なくて温かい思い出エピソードが入るという構成。

作中キャラクターのおかしな行動や言動にツッコミが入ることは多々あります。

ただそれも爆笑狙いというよりはくすっとしたり、ジワジワくるタイプの笑い。

このシリアスめなストーリー重視の展開がつまらないと感じる方がいました。

分かりやすいギャグ、コメディ、派手で盛り上がる冒険ファンタジーが好きな方にとってはメリハリがなく、退屈と感じる傾向にあります。

葬送のフリーレンが盛り上がらないと感じた読者の声(X、旧Twitter)

理由③長編のバランス問題

「葬送のフリーレン」は、「長編になるとつまらない」という意見が多いです。

「一級魔法使い試験編」はその代表例。

ちなみに葬送のフリーレンの代表的な長編は2つです。

  1. 一級魔法使い試験編…37~60話、計23話
  2. 黄金郷のマハト編…86話~104話、計18話

連載序盤は1話完結に近い構成が多かったので、そちらが好きな方にとっては長編は不評。

  • テンポが悪い
  • 盛り上がりが少ない
  • 新キャラばかりが活躍してつまらない
  • 良さが消えた

といった声が確認できました。

ただ一級魔法使い試験編後の長編、マハト編は前より高評価が集まっています。

そこを考えると、読者が長編に慣れた、長編好きな読者が残った、漫画の面白さが増していると取れます。

今後連載が長くなるにつれ、「長編も面白い」という評価が増える可能性は十分あるでしょう。

>>【葬送のフリーレン】ユーベルはかわいいだけじゃない?強さと再登場を考察

葬送のフリーレンの試験編をつまらなく、長く感じた読者の声(速報スレッド)

15: ばびろにあ 2021/06/04(金) 22:14:32.48 ID:qbOrMVDf0
>>9
それでよかったよな
試験まで3ヶ月あるって言われた時点でサッと通れや…って思ってたのにまさか試験がこんなに長いとは思わんかったわ

>>アニメ漫画ゲーム速報 ばびろにあっ!「【葬送のフリーレン】これ言っちゃダメみたいな空気あるけど3巻以降クソじゃね?これ試験はいつまで続くんや…?」より引用

理由④キャラクターの成長の遅さ

人の心を知ろうとするフリーレンは物語の中で徐々に成長中。

しかし内面の成長のため、フェルンの好きなことや怒らせないよう考えたり、シュタルクが居づらくないかどうか気遣ったりといった、一見地味な行動の中にその成果が出ています。

ちょっと分かりにくいですよね。

また、物語序盤では数十年単位で時間が数話で経過していましたが、話が進むにつれて徐々に遅くなっています。

  • ヒンメル没~死後20年…1~2話(計2話)
  • ヒンメル死後26年…3話(計1話)
  • ヒンメル死後27年…4~5話(計2話)
  • ヒンメル死後28年…6~24話(計18話)
  • ヒンメル死後29年…25~69話(計44話)
  • ヒンメル死後30年…70~104話(計34話)
  • ヒンメル死後31年…105話~

淡々と旅をしてほしい、序盤のサクサク進む感じが好きという方にとっては、「話の進みやキャラクターの成長が遅くてつまらなくなった」という気持ちになるようです。

さらに何度か休載が入っていることも影響してると考えられます。

葬送のフリーレンのパターン化に飽きてしまった読者の声(X、旧Twitter)

理由⑤期待値とのギャップ

葬送のフリーレンはマンガ大賞を受賞したり、アニメ化が決定したりして認知度が上がりました。

2023年の11巻の発売の際には、なんと累計発行1000万部を突破したというニュースも!

そのため多くの人が「人気だから面白いのだろう」と思って読み始めます。

この期待値が高く、理想とする漫画像を確立している人が作品を読むと、実際の内容とのギャップが生まれ、「つまらない」という評価に繋がることに…。

葬送のフリーレンを扱う電子書籍配信サイトでのジャンル分けも過大評価の原因?

例えば、国内トップクラスの電子書籍配信サイト「ebookjapan」。

こちらのサイトでは、葬送のフリーレンのテーマや作風を「ファンタジー」「バトル・アクション」「感動」と表記しています。

ebookjapanでの葬送のフリーレンの評価は星4.7

ebookjapanでの葬送のフリーレンの評価は星4.7

「バトル・アクション」とあったら、バトル描写に期待しますよね。

また、レビュー数の方も見ていきましょう。

2023年現在の葬送のフリーレンのレビュー評価は星4.7、星1つの評価をつけている人は2%です。

少ないですよね。

それでもレビュー数が計12,683件あるため、2%でも276件となります。

つまり、たくさんの人が読むようになったから、相対的につまらないという人も増えたということ。

つまらないという声が聞こえてくるのは人気が出た証拠、とも言えるでしょう。

結論|葬送のフリーレンは面白くないと言われるところが面白い

『葬送のフリーレン』は多くのファンを持つ一方で、「つまらない」と感じて離れる読者も少なくありません。

つまらないという理由を調べた結果、バトルシーン、ストーリー展開、長編のバランスなど、理由は多岐に渡りました。

しかし、調査の中でこれらはあくまで一部の意見であり、批判されたところを「面白い」と評価する人も多数いると判明。

特に、葬送のフリーレンを配信している公式アプリ「サンデーうぇぶり」のコメント欄ではその傾向が顕著でした。

もしかしたら今「葬送のフリーレンがつまらない」と言っている方も、読み進める内に「逆にそこがいい」という域に達するかもしれません。

葬送のフリーレンはアプリ「サンデーうぇぶり」なら無料で読める!

ここまで葬送のフリーレンのつまらないと言われる理由を解説してきました。

しかし、面白くない、つまらないと言われている箇所であっても「好き」、「好きになった」という方はいたので、未読の方はぜひご自身の目でも判断してほしいです。

また、途中で脱落した方も今一度読んでみることをおすすめします。

ちなみに、葬送のフリーレンは小学館公式アプリ「サンデーうぇぶり」にて無料配信中です。

ぜひ読みに行ってくださいね♪