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【薬屋のひとりごと】翠苓の正体は子の一族のスパイ?子翠や壬氏との関係とは

『薬屋のひとりごと』に登場する謎めいた官女、翠苓(スイレイ)。

実は翠苓の正体は、壬氏と同じ先帝の孫であり、楼蘭妃(子翠)の異母姉妹という複雑な背景を持っています。

翠苓はどんな目的をもって「子の一族」のスパイをしたのでしょうか?

この記事では、翠苓のプロフィール、過去から現在に至る経歴、「子翠」「壬氏」との深い関連性、それから目的について深掘り解説。

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『薬屋のひとりごと』の翠苓(スイレイ)とは?

薬屋のひとりごと猫猫の後宮謎解き手帳16巻表紙左が翠苓で右が猫猫

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』16巻表紙、左が翠苓で右が猫猫(引用元:倉田三ノ路公式X

原作小説、アニメ、漫画も全て大人気薬屋のひとりごとに登場する「翠苓(スイレイ)」とは、重要キャラクターの一人です。

翠苓は、主人公「猫猫」が外廷勤めになってから登場する官女で、美しいけれど影があって地味、何故か薬草知識に長けている点が特徴です。

猫猫と似ています。

そんな翠苓は、宮廷内で起こる小さな事件や壬氏の暗殺未遂事件に深く関わり、罪が明らかになろうとしたとき、自殺を偽装。

棺の中にあったはずの翠苓の遺体は翌日には消えていました。

この事件を目撃した猫猫(マオマオ)は、翠苓が存在をにおわせていた「蘇りの薬」に違いないと大興奮!

翠苓への興味をさらに高めました。

・原作小説『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)特設サイトはこちら
・「小説家になろう」の『薬屋のひとりごと』はこちら
・マンガ①月刊ビッグガンガン連載『薬屋のひとりごと』の公式サイトはこちら
(構成:七緒一綺、作画:ねこクラゲ)
・マンガ②月刊サンデーGX連載『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の公式サイトはこちら
(作画: 倉田三ノ路)
アニメ『薬屋のひとりごと』公式サイトはこちら
(監督・シリーズ構成:長沼 範裕、副監督:筆坂 明規、キャラクターデザイン:中谷 友紀子)

>>【薬屋のひとりごと】猫猫の正体と壬氏との関係をわかりやすく解説

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翠苓(スイレイ)のプロフィール|年齢・身長・出身・声優等

翠苓(スイレイ)の基本的な情報は次のとおり。

名前翠苓(スイレイ)、以前の名は子翠(シスイ)
初登場原作小説2巻1話「外廷勤務」
漫画『薬屋のひとりごと』5巻22話
漫画『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』4巻14話
年齢初登場時19歳(物語開始から2年目となる年に登場、壬氏と同い年)
身長/体重不明(高い方)/不明
見た目美女だけれど垢ぬけない化粧をしている(猫猫いわく)
性格口数が少ない
地位外廷勤務の官女のフリ→宦官のフリ→阿多の下へ
出身子北州
家族子の一族
父は子昌、母は先帝のお手つきとなった大宝の子、異母妹は楼蘭
声優名塚佳織
備考・元の名は「子翠」だけれど楼蘭の母である神美に名を奪われて「翠苓」に
・皇族の証である鳳凰の銀細工を持っている
・後宮から追放された医官が薬の師
・神美に拷問に近い虐待されたせいで蛇や虫の恐怖症
・体中に折檻の傷がある
・蘇りの薬を使ったあと左手などに後遺症が残った
・阿多からはいじりがいがあると気に入られている

翠苓cvは名塚佳織さん

アニメ『薬屋のひとりごと』翠苓(スイレイ)の声は、人気声優の「名塚佳織」さんが担当。

近年では、

  • 『ONE PIECE FILM RED』ウタ役
  • 『コードギアス 反逆のルルーシュ』ナナリー・ランペルージ役
  • 『交響詩篇エウレカセブン』エウレカ役 等々

大人気作品での主要キャラクターを担当されています。

翠苓についても意気込み十分で、名塚さんの演技によって翠苓の神秘的な魅力が最大限引き出されました。

謎多き役所で大変難しかったのですが、掴みどころがなく強くもはかない空気を身に纏えたら……と思いながら演らせていただきました

>>Yahoo!ニュース「『薬屋のひとりごと』桐本拓哉が羅漢役、名塚佳織が翠苓役に 第2クールPV公開」より引用

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翠苓(スイレイ)の正体は楼蘭妃の異母姉妹で壬氏と同じ先帝の孫

翠苓(スイレイ)の正体は、『薬屋のひとりごと』の中で明かされた重要な謎の一つです。

実は、翠苓は上級妃である「楼蘭妃」の異母姉妹であり、「壬氏」と同じく先帝の孫。

しかし先帝の母である女帝が翠苓の母を先帝の子と認めず追放、「子昌」が保護したあとも子昌の妻「神美」が翠苓の母と翠苓を虐げました。

翠苓は権力を持たないまま成長、国を滅ぼしたいと考える神美やそれを叶えようとする子昌、楼蘭のスパイとなります。

そして、異母妹である楼蘭妃と内通、壬氏に危害を加える計画を実行することとなりました。

>>【薬屋のひとりごと】楼蘭妃は子翠!正体がバレた時の猫猫の反応は?

>>【薬屋のひとりごと】壬氏の正体や声優や関連キャラクターまで総まとめ

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翠苓(スイレイ)のその後は阿多(アードゥオ)妃の下へ

翠苓(スイレイ)は宮廷内での壬氏暗殺未遂事件に深く関わり、それを画策した子の一族たちは滅亡を迎えています。

翠苓のその後はどうなったのでしょうか。

翠苓は先帝の孫という血筋やこれまでの境遇が考慮されたのか、子の一族滅亡後、元上級妃で現帝の幼なじみの「阿多(アードゥオ)」の下で監視付きの生活を送ることになりました。

思いのほか阿多に気に入られ、薬の知識も豊富なことから、西の都に阿多が赴く際には翠苓も同行しました。

その際、猫猫と翠苓は薬や植物、楼蘭について話したり、けが人の手当てなどをしたりと接触が多かったです。

ただ、両者ともそれほど愛想がよくないためか、意気投合というより「淡々と」という様子でした。

>>【薬屋のひとりごと】阿多(アードゥオ)妃の子供は壬氏?後宮に残った理由とは

翠苓(スイレイ)の人生とは?相関図と経歴と関連キャラクター

薬屋のひとりごと茘の皇族と子の一族(楼蘭や翠苓や子昌や神美)の相関図 (1)

茘の皇族と子の一族(楼蘭や翠苓や子昌や神美)の相関図

翠苓と関係する茘の皇族と子の一族の関係性について、上のような相関図にまとめました。

物語開始時点でこういった感じです。

翠苓は楼蘭や壬氏と同様、かなり複雑な出生と分かりますよね。

つづいて翠苓の経歴も見ていきましょう。

翠苓の経歴

翠苓の年齢翠苓と周囲の出来事
0~10歳・翠苓誕生、「子翠」と名付けられる
・子昌が先帝より神美を返してもらう
・神美が楼蘭を出産、「子翠」の名を奪って楼蘭の幼名にする
・神美が翠苓の母をいびり殺す
・子昌が翠苓を引き取ったことで楼蘭が翠苓の存在を知る
11~18歳・楼蘭が下女のフリして翠苓のところへ通う
・神美の折檻により虫や蛇の恐怖症になる
・楼蘭と翠苓が医官から薬の知識を習う
・子昌が神美の言いなりになりつつ国の膿を集める
・子北州で飛発(拳銃)製造を進める
・別の医官の養子になって宮廷内に入り込む
19歳~・楼蘭が上級妃の一人として入宮
・楼蘭が子翠として猫猫に接触して友達になる
・翠苓が蘇りの薬で死を偽装して脱走、体に後遺症が残る
・宦官のフリをして再び宮廷内に入り込む
・楼蘭とともに猫猫を北の砦に連れていく
禁軍が砦を襲撃、子の一族が滅亡
・翠苓は阿多の下で暮らすことに

相関図と経歴を少し見るだけでも、翠苓の人生には義母にあたる神美、異母妹の楼蘭の影響が大きいと分かります。

神美(シェンメイ)とは、「子の一族」本家の美しい女性でした。

幼い頃に王家の血筋を持つ傍系の子昌と婚約しますが、神美は先代皇帝の後宮に入り、その間に子昌が先帝のお手つきとなった侍女の子と結婚して子を作りました。

この子というのが翠苓です。

子昌はずっと神美だけを愛していて、先帝の子を娶ったのは先帝からの命令でしたが、神美はそのことを知らず、全てを憎むようになりました。

怒りの矛先はまず先帝のお手つきとなった侍女の大宝に向かい、大宝の子であり翠苓の母、翠苓も虐げつづけ、最終的には国そのものへと発展。

子昌と楼蘭はそんな神美の言いなりになりつつ、国の膿を集め、最終的に子の一族は国の中枢より排除させられることとなりました。

神美と翠苓の秘めたる想い

楼蘭の神美への発言から察するに、自身を見ようとしなかった美しい先帝が神美の憎しみの始まりとも考えられます。

「ずっと憎んでいたのでしょう、この御姿を。誰かに似ているからでしょうか、それとも、自分よりずっと美しいことに嫉妬していたのでしょうか」

>>引用元:小説家になろう版『薬屋のひとりごと』

また神美は後宮に入ってから、子昌に駆け落ちしようと誘われるも断りました。

先帝や後宮に対して何らかの執着があったのは間違いありません。

さらに、原作者のブログでは、神美について次のように記載があります。

もし、少しでも彼女が子昌のことをわかってやったら、翠苓はどんな手を使ってでも命乞いをするつもりでいた。

>>「うりにっき」の「薬屋のひとりごと人物紹介」より一部引用

翠苓もまた、父である子昌や継母である神美の不幸な境遇に対して思うところがあったのかもしれません。

翠苓の関連キャラクター

翠苓の口数は多くありませんが、彼女を取り巻く関連キャラクターとの関係を知ることで人となりが少し見えてきます。

  • 上級妃「楼蘭(ロウラン)妃」…異母姉妹であり、楼蘭が翠苓への姉としての好意をストレートに伝えていたことから翠苓にとっても特別な存在だった様子
  • 立場は皇弟、通称「壬氏(ジンシ)」…同じ先帝の孫ではあるものの翠苓からの言及はなし、暗殺に関わったのは神美への恐怖心や楼蘭の頼みからなのか、憎しみありきなのかは不明
  • 主人公「猫猫(マオマオ)」…積極的に関わらないものの、よく話して時には冗談もいう、言葉の端々から猫猫への理解と共感が深いことが分かる
  • 子昌の妻「神美(シェンメイ)」…長年に渡って虐げられたことから恐怖の対象、いなくなってほっとした様子
  • 上級官僚の宰相で翠苓と楼蘭の父「子昌(シショウ)」…翠苓への虐待を知らなかった
  • 老年の女官「深緑(シェンリュ)」…翠苓の祖母「大宝」への同情、後宮への積年の恨みにより翠苓たちに協力
  • 元上級妃「阿多(アードゥオ)」…翠苓を気に入っていて、翠苓もまた阿多を敬っている様子
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翠苓(スイレイ)のファンの声|Xやpixiv等

『薬屋のひとりごと』に登場する翠苓(スイレイ)は、その複雑で魅力的なキャラクターにより、多くのファンを魅了しています。

主に「かっこいい」という声、あとは「サンデー版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の翠苓がかわいい」と評判でした。

薬屋のひとりごとビッグガンガンの方が好きかな。絵が愛らしくて動きがあるのと、テンポ感というかコマ割りが。サンデー版は因果関係が明確でそれはそれでカチっとした面白さがある。あとサンデー版は翠苓が可愛い。

>>X(旧Twitter)Pochama@SnowYellowblue 午後9:05 · 2023年12月22日ポストより引用

Xやpixivを見る限り、翠苓のファンアートの方はまだ少ないですが、小説の方は少しずつ数が増えていました。

翠苓のミステリアスな背景と人物像が創作意欲を盛り上げるのでしょう。

原作小説でも阿多と一緒に何かしそうだし、漫画やアニメでもここからさらに活躍するため、翠苓ファンは今度どんどん増えそうです。

>>【薬屋のひとりごと】人気漫画はどっちがおすすめ?原作小説や内容を比較!

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