人気作品『葬送のフリーレン』には、多くのファンを魅了する強いキャラクターがたくさん登場します。
彼らの中で、誰が最も強いのでしょうか?
本記事では、葬送のフリーレンのキャラクターの強さにフォーカス。
「【葬送のフリーレン】究極の強さランキング!ゼーリエや七崩賢の真の力とは?」と題して、各キャラクターの強さをランキング形式でご紹介します。
『葬送のフリーレン』究極の強さランキング
週刊少年サンデーにて連載中の漫画『葬送のフリーレン』(小学館、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画)。
後日譚ファンタジーと評される本作は、剣や魔法、魔族、エルフなどが登場する世界が舞台。
主人公のフリーレンは、魔王を倒した勇者パーティーの魔法使いであるエルフ。
本作には勇者や魔王を始めとした強いキャラクターがたくさん登場しますが、誰が最も強いのか、その真の力とは何かを検証、ランキングにしました。
強者たちの頂点とは一体…!?
葬送のフリーレンの圧倒的強者キャラクタートップ5
それでは早速ランキングをご紹介。
本ランキングは、キャラクターの魔力、魔法、影響力などを作品内の描写から考察して、順位をつけました。
葬送のフリーレンの最強キャラクターランキング、トップ5はこちら!
1位 大陸魔法協会の至宝「ゼーリエ」
2位 伝説の存在「魔王」
3位 未知の武道僧「クラフト」
4位 無名の大魔族「ソリテール」
5位 未来を見通す「南の勇者」
特定の分野や状況でトップ5を圧倒する可能性がある強者たちも存在します。
例えば我らがフリーレンやフリーレンの師匠である第魔法使いフランメ、魔王を倒した勇者ヒンメルといった等々。
彼らの力や功績も見逃せません。
1位から5位の理由、各キャラクターのプロフィールや強さについて解説したあと、そういった侮れない強者たちにも触れていきます。
勇者ヒンメルが気になる方はこちら!
>>【葬送のフリーレン】ヒンメルがかっこいい!名言と感動エピソードをピックアップ
ランキング1位「ゼーリエ」の秘められた力に迫る
ゼーリエは、生ける魔導書、全知全能の女神に最も近い魔法使いなどと称されるキャラクター。
作中屈指の魔力量を持つとされるフリーレンと同等の魔力を、制限した状態で持っていることから、ゼーリエの魔力量はフリーレンを上回っていると考えられます。
また、あらゆる魔法を持ち、魔族からも恐れられていたというエピソードもあるため、作中で一番強いキャラクターにふさわしいと言えるでしょう。
ゼーリエのプロフィール
種族/職業:エルフ/魔法使い
年齢:不明(1000年以上生きるフリーレンよりも上)
身長/体重:140~150cm?(フリーレンと同じくらい)/不明
所属:大陸魔法教会の創始者
住所:不明(北側諸国最大の魔法都市オイサースト近辺?)
経歴:神話の時代に魔族と戦って名を轟かす→表舞台から姿を消す→50年以上前に突如「大陸魔法教会」の創始者になる
著名な弟子:フランメ、レルネン、ゲナウ、ゼンゼ、デンケン、メトーデ等
性格:好戦的、野心のある強者が好き、弟子にはちょっと甘い
その他特徴:メトーデいわく「小っちゃくて可愛い」(58話)
初登場:43話
人気投票:15位
ゼーリエの魔法と能力
ゼーリエの魔力と魔法量は、他のキャラクターと比較しても圧倒的。
魔力は制限した状態でも膨大であり、魔法は攻撃魔法から民間魔法まで、人類が生み出したありとあらゆるものを知っています。
- 呪い返しの魔法(ミステイルジーラ)、魔法を譲渡する魔法(フィーアヴェリア)、服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法等
1級魔法使いになった者にはそんなゼーリエの持つ魔法でも「特権」として1つ授けてもらえますが、ゼーリエ自身は自ら学び直して再取得し、鍛錬を怠りません。
大陸魔法教会創設のワケは不明ですが、リヒターいわく、魔法と戦っていた時のような洗練された魔法使いを追い求めているとのこと(43話)。
1000年以上前は弟子のフランメが夢見ていた「誰もが魔法を使える時代」を否定し、魔法は特別であるべきと話していましたが、50年以上前に何らかの変化があったようです。
勇者パーティーvs魔王にて、魔王がフリーレンの魔力制限を一目で見破ったと話していた(57話)ことから、戦いを見た、あるいはフリーレン以外の誰かに聞いたとも考えらえます。
もしかしたら、ここにヒンメルが影響している可能性もあるかも…?
ゼーリエの影響力
大魔法使いゼーリエは各所に影響をもたらしていますが、まずは自らが創設した「大陸魔法教会」の権威強化に貢献。
伝説的な魔法使いの下には、優秀な魔法使いたちが続々集まってくるため、権威は強まりつづけているはず。
また、力や野心のない魔法使いには冷たいものの、弟子にした人間には思い入れがあり、弟子のことはよく覚えている、弟子にして後悔したことはないとフリーレンに話しました。
そんなゼーリエの想いは不器用ながらも弟子に伝わっていて、弟子たちはゼーリエのためによく働き、気遣っています。
ちなみに、強いのに野心がないフリーレンは嫌なようで、大陸魔法教会への出入りを1000年禁じるほど。
そして魔族にもかつては影響力を持っていた様子。
魔族マハトと戦った際には「魔族がその恐怖を忘れ去る程大昔に存在した」(93話)と話していたり、魔王について語るなど関わりはあったようです。
ランキング2位「魔王」の伝説と実力
魔王は、伝説の存在としてその名が知られています。
勇者パーティーに80年以上前に討たれたものの、彼の力とカリスマは多くの魔族を引き寄せ、その影響力は計り知れません。
1000年以上君臨しつづけ、ゼーリエも手出しできなかったことから1位でもおかしくはないのですが、魔力量や魔法、手数などが不明のため2位。
魔王のプロフィール
種族:魔族
本名:不明
年齢:不明(1000年以上前から存在していた)
身長/体重:不明/不明
所属:魔王軍の長
住所:大陸最北端エンデにある魔王城(魂の眠る地オレオール)
経歴:神話の時代から人類の勢力圏に侵入して全盛期の三分の一にする→約80年前に勇者パーティーに討たれる
著名な配下:クヴァール、アウラ、マハト、ベーゼ、グラオザーム、シュラハト等
友達:ソリテール
性格:不明、人類との共存は願っていた様子
初登場:未登場(名前だけは1話から出ている)
人気投票:-
魔王の力とカリスマ
個人主義で実力を重視する魔族たちを束ねていたことから、魔王は圧倒的な力を持ち、カリスマ性もあったとうかがえます。
またフリーレンは魔王を倒したことについて、勇者ヒンメルが倒したとしつつも、勇者パーティーが誰一人欠けてもダメだった、運が良かったと話しています(57話)。
個人としての強さは魔王がヒンメルたちを上回るはず。
魔王には配下だけでなく、ソリテールという友達もいて、生物の進化に深い造詣と興味があったことも明かされています。
魔王の影響と遺産
魔王は多くの魔族を率いていたため、残党がいまなお存在していて、人類を脅かしています。
また、魔王は人類との共存を願っていたことがフリーレンや友達のソリテールの発言から分かっています。
今後、その思想を受け継ぐ魔族が登場する展開もあるかもしれません。
ランキング3位「クラフト」は未知の武道僧
祝アニメ化!
葬送のフリーレン名言のうち、何故か、クラフトの言葉に
胸をうたれたのは…歳を取ったせいだろうか? pic.twitter.com/zXlgbK97aA— 藤原史 (@mecky0206) September 13, 2022
クラフトは、フリーレンたちが偶然出くわした謎の武道僧(モンク)でエルフ。
おそらく数百、数千年前に偉業を成し、その後も鍛え続けていることを鑑みると、強さは相当なものになっていると考えられるので3位にランクイン。
クラフトのプロフィール
種族/職業:エルフ/戦士→武道僧(モンク)
年齢:不明(1000年以上前から存在していた)
身長/体重:不明(シュタルクよりも高い)/不明
所属:不明
住所:不明(旅をしている)
経歴:戦友の僧侶と何らかの偉業を成す→武道僧として旅をしている
性格:信仰心が篤い
初登場:24話(アニメでは11話)
声優:子安武人
人気投票:41位
クラフトの格闘術と経験値
クラフトの強さはシュタルクが気づき、「とんでもなく強いだろう」(24話)と評しました。
また、何でも即座に斬ってしまうユーベルの本性を即座に見抜き、相手に攻撃していたこと(37話)からも歴戦の勇者としての実力、経験豊富さが分かります。
クラフトの謎
クラフトは魔王討伐には関わっていないものの、それよりも前に、英雄像としてまつられるほどの偉業は成している様子。
偉業の内容は謎です。
英雄像のクラフトは戦士の恰好をしていて、隣には僧侶もいるという構図。
今のところ北側諸国の2つの村に英雄像が確認されています。
しかし今のクラフトは一人旅をしている武道僧で、そうなった理由は24話で本人が明かしています。
昔は信仰心がなかったけれど、今は女神だけは自分の正義や偉業を知って褒めてくれるだろうと考えているとのこと。
クラフトの冒険譚は彼の真の実力とともに明らかになるのではないでしょうか。
ランキング4位「ソリテール」人類に興味がある無名の大魔族
( ´皿`) あら。髪の色は《ソリテール:水色》《マハト=赤》なんだ。モノクロの誌面とはイメージが違う気がするかも。《ソリテール:茶髪》《マハト:銀髪 or 金髪》だと思いながら読んでた。(⇒ 葬送のフリーレン/週刊少年サンデー43号) pic.twitter.com/z5lNwQhLYT
— ゴーゴリ1912 (@comment_nico2) September 24, 2022
ソリテールは、無名の大魔族として登場してフリーレンたちをピンチに陥れました。
あのフリーレンですら単独討伐できなかったため、4位にランクイン。
ソリテールのプロフィール
種族/職業:魔族/研究者
年齢:不明(1000年以上前から存在していた)
身長/体重:不明(フェルンと同じくらい)/不明
所属:なし
住所:不明(旅をしている)
経歴:友達の魔王に協力→人類について研究
友達:魔王、マハト(?)
性格:好奇心旺盛
初登場:88話
人気投票:14位
ソリテールの魔法と能力
ソリテールは人類と人類の魔法について何百年も研究していました。
そのため様々な魔法を使えて、難解な結界の解析などもやってのけましたが、一番得意な魔法は膨大な魔力をぶつけるというシンプルなもの。
ソリテールと魔族の関係
ソリテールと魔族の関係は、他の大魔族とはかなり性質が違います。
まず、魔王の配下ではなく、友達であったことがその強さと異質さの証明と言えるでしょう。
(ただし、103話ではソリテール自身はマハトとの戦いは不利と見ていた模様)
人の話を喜んで聞き、魔王が夢見ていた人類との共存は無理だとしつつも、魔王亡きあとは同じ意思を持つマハトを助けたりしました。
しかしフリーレンは、ソリテールが人に干渉するのはあくまで研究対象としてであり、学習のために人を殺し続ける「残虐な魔族」としてフェルンとともに討伐。
ランキング5位「南の勇者」の未来予知と力
葬送のフリーレンって、メインキャラに目が行くけど、わいは南の勇者が一番好き。
このセリフは一番熱いからアニメで流してくれ。 pic.twitter.com/OTPrHlGeIj
— ねこみみMyu (@nekomimiMyu) September 3, 2023
南の勇者は、未来視の力を持っていた人間の勇者です。
多くの魔族を退け、脅威とされたため、七崩賢らに討たれましたが、人類最強の勇者と呼ばれ、フリーレンもその二つ名を相応しいとしています。
南の勇者のプロフィール
種族/職業:人間/勇者
本名:不明
年齢:不明(30代くらいで死去?)
身長/体重:不明(ハイターより高いくらい)/不明
所属:なし
住所:不明
経歴:フリーレンを旅の仲間にスカウト→1年で魔王軍の前線部隊を壊滅→七崩賢全員と戦って3人討ち取り、全知のシュラハトと相討ちになって死去
性格:正義感が強くて勇敢
その他特徴:紳士的な口ヒゲと少々キザな物言い、遺体は見つかっていない
初登場:63話
人気投票:8位
南の勇者の能力
南の勇者の特筆すべき点は、未来の出来事を予知する魔法を使えたこと。
その力によって多くの困難を乗り越え、魔王軍の前線部隊を壊滅させ、本人も「人類最強」を自称していました。
しかし本当にすごいのは、負けて死ぬと分かっていても七崩賢との戦いに挑むその勇敢さだと言えるでしょう。
南の勇者の遺産
南の勇者によって魔王軍の精鋭「七崩賢」は3人も討ち取られ、支配に苦しんでいた人たちは救われました。
そのため、90年近くたった今でも多くの人が南の勇者を信奉しています。
特別篇:『葬送のフリーレン』の侮れない強者たち
七崩賢の集結シーンを改めて見てみました。
グラオザームは南の勇者との戦い後にマハトの記憶を消したので、ヒンメルに討たれたはずです。となると、南の勇者に討たれた3名はみな名称不明でうち2名は明らかに女性っぽい外見をしてます。もしかして、ソリテールの友達だったのかもしれませんね。 pic.twitter.com/X3zIus4zQN— さく@ 葬送のフリーレン応援垢 (@furisyutaferu) November 2, 2022
葬送のフリーレンの強者はトップ5だけではありません。
力を隠している人、一つの能力に特化している人等、隠れた強者もたくさんいるのでご紹介します。
魔王軍の精鋭|魔王の腹心とクヴァールと七崩賢の強さ
魔王軍には多くの強者がいました。
中でも、魔王の腹心のシュラハトと魔王直下の大魔族「七崩賢」、クヴァールは人類の脅威とされていました。
計9人の名前と特徴、討った人はこちら。
№ | 二つ名と名前 | 能力・特徴 | 討った人(話数) |
1 | 全知のシュラハト | 魔王の腹心、千年後の未来も視える力を持つ | 南の勇者(63話) |
2 | 腐敗の賢老クヴァール | 魔王軍屈指の魔法使い、 「人を殺す魔法」(ゾルトラーク)を開発 63話の七崩賢集結シーンの中にはいなかった | フリーレン(5話) |
3 | 断頭台のアウラ | 七崩賢の1人、 服従の天秤に魂を乗せ、力が下の者を従わせる | フリーレン(22話) |
4 | 黄金郷のマハト | 七崩賢の1人、 誰も破れない「万物を黄金に変える魔法」 (ディーアゴルゼ)を開発、 最強の七崩賢と呼ばれるも グラオザームの力とは相性が悪い | デンケン(103話) |
5 | 不死なるベーゼ | 七崩賢の1人、 強固な結界を展開するも勇者パーティーに破られた | ヒンメル(102話) |
6 | 奇跡のグラオザーム | 七崩賢の1人、 記憶を消す力がある | 不明 |
7 | ?? | 七崩賢の1人、ボブっぽい髪形、女性っぽい | 不明 |
8 | ?? | 七崩賢の1人、 アウラと同じくらいの身長、黒髪、少女っぽい | 不明 |
9 | ?? | 七崩賢の1人、 ショートのヤギっぽい角、少年っぽい | 不明 |
奇跡のグラオザームは南の勇者との戦いに生き残ってマハトの記憶を消したことが89話で分かっていますが、その後の消息は不明。
63話では、ヒンメルパーティーが七崩賢者を2人、南の勇者が七崩賢者3人+1人の4人を討ったとフリーレンが話しています。
また、5話でフリーレンがクヴァールを、103話でデンケンがマハトを討ったため、一覧の中では計8人が討たれたことになっています。
つまり、№6~9の内の誰か1人だけは生存しています。
人間側の天才|フランメ、デンケン、ザイン、シュタルクたちの強さと功績
魔族だけでなく、人間側にも多くの強者、天才たちがいます。
№ | 名前 | 能力・功績 | 生死 |
1 | フランメ | 1000年以上前の伝説的な大魔法使い ゼーリエの弟子、フリーレンの師 初めて魔法使い育成団体を作った人物 1000年後も通用する結界やゴーレム開発も行った | 1000年前に死去 |
2 | フリーレン | 1000年以上前から魔力を制限し始める 勇者ヒンメルのパーティーに参加して 魔王を倒すことに貢献 | 存命 |
3 | ヒンメル | 魔王を倒した勇者 幼い頃から戦いの才能を開花させていた どこまでも前向きに冒険して力を高め、良い仲間を集めた | 約80年前に死去 |
4 | フェルン | フリーレンやゼーリエが認める魔法使い 速射に優れ、大魔族ソリテールにトドメを刺した | 存命 |
5 | シュタルク | 勇者パーティーの最強の戦士アイゼンに認められるほどの 可能性を秘めた戦士 頑丈さ、回復力はすでにドン引きされるほどスゴイ | 存命 |
6 | ザイン | 女神様の魔法を使いこなす天才僧侶 | 存命 |
7 | デンケン | 諦めの悪さはピカイチ、いざとなったら拳でも戦える男 国一番の権力を持つ宮廷魔法使い | 存命 |
こちらはフランメとヒンメル以外は存命。
まだまだ強くなり、活躍してくれることでしょう。
フェルンやシュタルク、ザインが気になる方はこちらもチェック!
結論:『葬送のフリーレン』のキャラクターたちの真の強さと特徴
『葬送のフリーレン』の世界にいる強いキャラクターを次のようにランキングにしました。
- 生ける魔導書「ゼーリエ」
- 魔族のカリスマ「魔王」
- かつての英雄武道僧「クラフト」
- 生粋の研究大魔族「ソリテール」
- 勇敢さで未来を創った「南の勇者」
しかし、魔王が勇者パーティーに討たれたように、得意分野や能力の相性、状況によっては、それを上回ることも可能。
こういったキャラクターたちが持つユニークな能力や特性が、物語の中で発揮され、読者に多様な楽しみ方を提供するところも葬送のフリーレンの魅力です。
今後も葬送のフリーレンを応援して、さらなる強者、強さを発見していきましょう!