『薬屋のひとりごと』のアニメ化で人気はとても高まりました。
特に、気高き後宮の花、梨花(リファ)妃の存在感は注目されています。
作中の梨花妃とはどんな人物なのでしょうか?
この記事では、梨花妃の基本情報を抑え、毒おしろい事件後の動向、子供が生まれたのかなどを調べてまとめました。
また、彼女の彼女の印象的なエピソードや、他キャラクターとの関わりなどからも、『薬屋のひとりごと』の美しき妃、梨花妃の気質、本性を明らかにしていきます。
『薬屋のひとりごと』の梨花(リファ)妃とは?
『薬屋のひとりごと』とは、架空の中華世界を舞台に、薬屋育ち後宮勤めの主人公猫猫が薬や毒の知識、知恵から様々な謎を解いていく物語。
茘(リー)という国にある後宮の複雑な人間関係、階級社会の歪みから生まれてしまった謎、その真相にはいつも憂いが伴っていて、心に刺さります。
この記事で触れる「梨花(リファ)妃」もその謎に関わってくる重要キャラクターの一人。
梨花妃は、後宮に住まう上級妃で気位が高いですが、とても魅力的なギャップを隠し持つ女性でもあります。
薬屋のひとりごとは海外でも人気!
『薬屋のひとりごと』は原作小説やマンガ、アニメ全ての評判が良く、海外でも注目されています(英題は『The Apothecary Diaries』、中国語『药屋少女的呢喃』)。
Amazonで海外のファンのレビューを確認したところ、
- 「中毒性がある」
- 「主人公の意外性がいい」
- 「娘も自分もハマっている」等、
興味深い意見がたくさんありました。
- 原作出版ヒーロー文庫『薬屋のひとりごと』特設サイト
- 原作小説の配信サイト「小説家になろう」の『薬屋のひとりごと』公式サイト
- マンガ①月刊ビッグガンガン連載『薬屋のひとりごと』公式サイト
(構成:七緒一綺、作画:ねこクラゲ) - マンガ②月刊サンデーGX連載『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』公式サイト
(作画: 倉田三ノ路) - アニメ『薬屋のひとりごと』公式サイト
(監督・シリーズ構成:長沼 範裕、副監督:筆坂 明規、キャラクターデザイン:中谷 友紀子)
薬屋のひとりごとは各メディアにて、エピソードや描写の省略、追加、変更などが多少あるものの、話の大筋は同じです。
詳しく違いと特徴を知りたい方はこちらもチェック♪
>>【薬屋のひとりごと】人気漫画はどっちがおすすめ?原作小説や内容を比較!
梨花(リファ)妃のプロフィール|年齢・身長・出身・声優等
おはようございます
薬屋のひとりごと 梨花妃出来ました
元はモノクロなのでアニメを参考にしながら自己流で塗ってみました
出来上がってよかったw#薬屋のひとりごと #梨花妃 #アナログイラスト #模写 #絵描きさんと繋がりたい pic.twitter.com/1eIpNDKfck— koyo (@mechamaruz257) December 5, 2023
梨花妃は、初登場時23歳の上級妃で、「賢妃」の位にあります。
名前は「梨花」(リファ)ですが、上級妃のため「妃」(ひ)が付けて「梨花妃」と称されることが多いです。
ただ近しい人々が直接本人を呼ぶ際は「梨花さま」、あまり関わりのない人は位である「賢妃」と呼んでいます。
外見と内面の特徴
梨花妃とか至高の巨乳くない?????
黒髪ロング美人最強
!!!!!!巨乳!!!!!! pic.twitter.com/7cZBEeEMia— シスター810 (@01430_pw_siz) April 9, 2019
梨花妃の外見的な特徴はやはり、「メロン」とも称され、やつれても張りや大きさを失わない、猫猫が見とれるほどの美しく豊満な胸部。
あとはエキゾチックな黒のストレートロングと愁いを帯びた眼差し。
身長は不明、153cmの猫猫よりは高く、181cmの壬氏よりは低く、妃の中では高い方に見えます。
つづいて内面。
初登場時の梨花妃は、玉葉妃を怒鳴りつけてビンタしていたため、きついイメージを抱きがちです。
しかしそれは子を愛するがゆえの錯乱で、本来の梨花妃は妃にふさわしい気高い器量の持ち主。
玉葉妃が玉葉后となったために皇后にはなれませんでしたが、再び妊娠して男児を出産後、梨花妃の雰囲気は優しくなりました。
小説家になろうにも紹介ページはあって、原作者・日向夏さんのブログ「うりにっき」には8巻までの設定が次のように記載。
梨花妃:たっぷりとした黒髪、あまりきっちり結い上げていない印象。装飾の類は玉葉妃よりも多い、色彩は青が多い。巨乳。顔立ちはややきつそうだが、誇り高いだけで高慢ではないです。二十三くらい。
>>うりにっき「薬屋八巻までの設定」より一部引用
補足:作中登場の上級妃や巨乳美女たちについて
作中に登場する上級妃とは、後宮内の宝石の名が付いた4つの宮に住まう帝の妃。
「正一品」の位階となる4人の女性を指し、一般的には上級妃が「東宮」と呼ばれる男児を出産した場合、皇后になります。
上級妃の下に中級妃、下級妃という位も。
ちなみに、帝は先帝の性癖(幼い女児を愛する性質)の反動か、豊満な体を持つ女性が好みです。
- 作中の巨乳レベル(大きさ)…猫猫<<<玉葉妃<梨花妃(質は№1)<白鈴
家族と出自|毒おしろい事件後の梨花妃は回復して再び子供を出産
梨花妃は帝の外戚(母方の親戚)を親に持ち、後宮では楼蘭妃に次いで親の位が高いです。
出世を貪欲に求める必要はないものの、帝に対する愛情はあり、国母になるべく育てられたため、その才覚は十二分にあります。
物語開始時には男児の母でしたが、毒おしろい事件によってその子を喪い、梨花妃自身も瀕死となりました。
その後、猫猫の看病によって回復、同じ上級妃である玉葉妃が男児を出産したあと、梨花も再び男児を出産。
梨花妃の侍女頭&侍女たち
サンデーGX 2月号本日発売、表紙はRAIDEN-18!
『薬屋のひとりごと-猫猫の後宮謎解き手帳-』は、梨花妃とその侍女・杏の確執とその結末はーー?
三枚目は気に入ってる小蘭。#薬屋のひとりごと #サンデーGX pic.twitter.com/yMfO8iU9me— 倉田三ノ路🍌 (@minozy_k) January 18, 2021
梨花妃は親に権力があり、本人も妃としての器を持っていますが、十人以上いる侍女はイマイチでした。
禁止された毒おしろいを使うような侍女がいたり、主に対して甲斐甲斐しさがない等。
主人公である猫猫はそのことを疑問に思い、梨花妃のいる水晶宮の問題に関わる内に、理由を知ります。
原因は侍女頭。
梨花妃の侍女頭である「杏」(シン)は、梨花妃の親の姉の子、つまり従姉妹(いとこ)でした。
実は、杏は梨花妃と同じく、幼少期から妃になる教育を受けて優秀な成績を修めていたため、自身が妃から国母になると信じていました。
しかし実際に上級妃になったのは梨花妃…。
杏はそのことで梨花妃をずっと恨んでいたため、梨花妃を妃扱いせず、堕胎まで画策。
結局、梨花妃は杏の思惑を知り、杏と質の悪い侍女たちを後宮から追放、無事出産を迎えられました。
梨花妃が上級妃になった理由は、胸囲と国母たりうる器が大きいのだと猫猫は考えています。
ドラマCD&アニメ声優情報
2023年10月21日より放送のアニメ『薬屋のひとりごと』の梨花妃役のキャストは石川由依さん。
『進撃の巨人』のミカサ役、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ヴァイオレット役、『アイカツ!』新条ひなき役など、強さを秘めた美しいキャラクターの声でおなじみですね。
主人公・猫猫は悠木碧さん、壬氏は大塚剛央さん、他の主要キャストとしては、小西克幸さん(高順役)、種崎敦美さん(玉葉妃役)、甲斐田裕子さん(阿多妃役)等々。
>>「薬屋のひとりごと」悠木碧&大塚剛央、長沼範裕監督が登壇! 新情報も発表の先行上映会レポ
梨花妃の人物像|初心だけど猫猫の置き土産を積極的に活用
薬屋のひとりごとの魅力は主人公のキャラ性もあるがわりかし絵が好み
とくに梨花(リファ)妃がお気に入り黒髪巨乳は正義主人公に関しては有名シーンだとコレやな
梨花(リファ)妃はかわいい pic.twitter.com/ezIzPUcQmk
— 皇竜胆⚖️ (@Sumeragi_Rindou) August 18, 2019
梨花妃は恵まれた容姿、地位を持ちながらも、逆境の中を生きてきました。
愛する帝と自分の間にできた子を喪ったこと、信じていた従姉の裏切りなどを乗り越えています。
<梨花妃事件簿>
年齢 | 出来事 | 原作掲載 |
23歳? | 男児を出産してすぐ 鉛入り毒おしろいで母子ともに危篤 男児は死亡、梨花妃は猫猫の看病によって回復 | 1巻 |
25歳? | 再び妊娠 従姉妹で侍女頭の杏が堕胎を画策 猫猫に見抜かれて失敗、梨花が杏を追放 | 3巻 |
26歳? | 玉葉が男児を出産して妃から皇后に 少し後に梨花も男児を出産 喪った子の月齢を超えてすくすく成長 | 7巻 |
しかし、梨花妃の魅力はそういった強さだけでなく、時折見せる初心なところ、生真面目なところとのギャップもあります。
そこで、梨花妃の印象的なエピソードをまとめてみました!
梨花妃の魅力がよく分かるエピソード集
#薬屋のひとりごと
梨花妃の容体を見るよう皇帝から仰せつかった猫猫妨害に合いながらも、禁止された白粉を使っている梨花妃の姿が
侍女を叱る猫猫
命の守り手であり、毒の恐ろしさを知る薬師として、許せることでは無かった
梨花妃にも心の有り様を話し、命の有り様を悟らせ、花街の秘技も伝える pic.twitter.com/lmpq3V6gii
— 曉(アカツキ)🇫🇷@着せ恋沼 (@akatukistyle228) October 29, 2023
- 子を守るため、自分も衰弱しているのに玉葉妃をビンタして戦おうとする
- 型破りな看病をしてきた猫猫とその言葉を受け入れ、器の大きさを見せる
- 猫猫が置き土産として教えていった花街の秘策(おそらく胸を使って…略)を聞いて顔を赤らめて戸惑う
- 花街の秘策を見事に使いこなし帝の関心を取り戻す
- 猫猫がライバル玉葉妃の侍女と分かっていながら、園遊会で好意を示すかんざしをプレゼント
- 猫猫が教材として取り寄せた花街の成人向けの本を愛読
- 梨花を主と認めず堕胎を画策した従姉妹の杏に厳しい咎を負わせず、殴っただけで追放
- 帝から一番の寵愛を受けている玉葉妃とは関わらないことで後宮の調和を保つ
梨花妃は気高くとも高慢ではない
エピソードを見て分かる通り、梨花妃は感情的になる面もありますが、権力をかさに、高慢な態度は取るようなことはしません。
母として、妃としてふさわしい人物であろうとする気高くて強い女性。
そして、そのために努力を惜しまない生真面目さがあり、好意を持った相手にはそう示す素直さもあります。
成熟した女性らしい外見に、箱入り娘らしい純粋さを秘めた女性、それが梨花妃の人物像であり魅力と言えるでしょう。
梨花妃と主要キャラクターとの関係
薬屋のひとりごとの初期の人間相関図はこのようになっていて、ここからキャラクターも増え、立場にも動きがありました。
ここでは梨花妃が作中で関わっている猫猫、壬氏、他の妃、皇帝などの関係、その変化を解説。
猫猫との関係
梨花妃と猫猫の最初の関係は、上級妃と後宮勤めの下女です。
本来ならば全く接点がない二人。
しかし物語序盤、宮中を騒がしていた「呪い」の真相が、鉛入りのおしろいだと猫猫が気づいたことで、猫猫が玉葉妃の侍女に。
それから猫猫がいくつかの謎を解いたことで帝の耳にもその功績が耳に入り、帝が衰弱した梨花妃のところに猫猫を派遣、ここで関わることになりました。
梨花妃は玉葉妃ほどの朗らかさや親しみやすさはありません。
なので少し分かりづらいですが、猫猫の看病を受け入れて回復後は、
- 手土産として猫猫が教えていった秘技を試す
- 水晶宮のサウナを貸す
- 生まれた赤子を抱かせる 等
行動で猫猫を信頼していることを示します。
猫猫もまたそんな梨花妃を間近で見たことで、妃にふさわしい品格を持っていると感じていました。
>>【薬屋のひとりごと】猫猫の正体と壬氏との関係をわかりやすく解説
壬氏との関係
壬氏は後宮を仕切る美しい宦官である、梨花の貞操観念、帝への忠誠心を評価して妃に推薦した人物でもあります。
ただ作中で壬氏と梨花妃はそこまで関わっていません。
梨花妃に問題が起これば話を聞いたり、仲裁に入ったりしている様子はありました。
>>【薬屋のひとりごと】壬氏の正体や声優や関連キャラクターまで総まとめ
皇帝との関係
梨花妃はかつて玉葉妃よりも先に東宮を産み、皇后に最も近い立場にありました。
しかし毒おしろい事件によって東宮を亡くし、悲しみに暮れ、帝が通うこともなくなります。
ただ猫猫の看病と妃教育、あとは本人の適正もあり、再び玉葉妃に次いで皇帝の寵愛を得ました。
他の妃との関係
もるなら
玉葉妃か梨花妃
ものすごくシンプルにいくなら
アードゥオ妃 pic.twitter.com/OoIsoC0gVT— 海月るな@社畜⌚🌙&📄 (@lubbia_medusa) May 21, 2019
梨花妃は同じ立場にある上級妃の三人(入れ替わりがあったので人数は四人)、特に帝に寵愛されている玉葉妃には思うところがあったようです。
ただ作中ではそれを露わにすることはほぼありませんでした。
物語序盤のビンタ、回復後の猫猫への弱音くらいでしょうか。
これも梨花妃の自尊心の高さゆえなのでしょう。
梨花以外の上級妃の宮や位、年齢(登場時)、立場をご紹介します。
- 水晶宮に住む「貴妃」玉葉妃(ギョクヨウひ)…19歳、親が西方の交易拠点を仕切る人物
- 金剛宮に住む「徳妃」里樹妃(リーシュひ)…14歳、母が帝の幼なじみで父は野心家
- 柘榴宮に住んでいた「叔妃」阿多妃(アードゥオひ)…35歳、帝の友人で相談役
- 柘榴宮に現在住む「叔妃」楼蘭妃(ロウランひ)…17歳、親が官僚
猫猫は親の権力としては楼蘭妃が一番強く、親が帝の外戚である梨花妃は二番と考えていました。
「帝の外戚よりも官僚が高い地位?」と疑問に思うかもしれませんが、楼蘭妃の父である高官「子晶」は官僚でありつつも、帝国の要所である北の大地を統べる一族でもあるためです。
>>【薬屋のひとりごと】玉葉妃の魅力を徹底解析!美しき貴妃の知られざる一面とは?
梨花妃のファンの声
梨花妃がめちゃめちゃキレイでめちゃめちゃかわいい pic.twitter.com/SS0JuxOYSv
— ゆずさ (@katahomu) August 10, 2019
梨花妃には多くのファンがいますが、どういったところが人気なのでしょうか?
キャラクターへの評価
薬屋のひとりごとおもしろ〜い
自分はどっちの絵柄も好きだなあ、でも梨花妃の話はカラーの方が好きかもしれない
あっち弾力あってツヤもよし!がすごく再現されてるし大きいし(ここ大事)
頬を赤らめる梨花妃可愛い。好き>>X(旧Twitter)寿蜜坂おすしばくだん〜濃縮お寿司缶詰〜@osusi_baku 午後8:33 · 2022年7月11日ポストより引用
#薬屋のひとりごと 10巻
美女(?)な壬氏さまお美しすぎました✨✨🥺あと宦官だと思ってる猫猫が生やそうとしてるのおもろいんだけど😹😹着飾ってる猫猫美しいよね…🐈⬛素敵……🫶梨花妃の強くて美しい女感すごく好きです💐
安定に好き勝手やってるけど謎解いてる猫猫が最高に可愛かったです💗>>X(旧Twitter)そらと🦋@sora10_oo0 午後11:48 · 2022年7月20日ポストより一部引用
分かってくれます…?
玉葉妃も可愛くて最高なんですけど、梨花妃のあの上品な可愛さ最高じゃないです…?めっっっっっっちゃ好き……
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙分かります!!!!!!!!お姉様方もめちゃくちゃ好き!!!!!!!!分かる!!!!!!!!
原作、時間ができたら読みたいです…>>X(旧Twitter)*かわいいMaNaちゃん*@MaNa_soraai 午前9:15 · 2022年6月17日ポストより一部引用
このように、『薬屋のひとりごと』の梨花妃を讃えることはたくさんありました。
内容としては主に、上品かつ大胆な美しさ、内面のかわいらしさ、聡明さ等々。
梨花妃は周囲の人たちを魅了し、愛される存在であり、梨花妃もまた周りを大切にする女性です。
そのため今後も後宮にとどまり、ファンを増やし続けるのではないでしょうか。
薬屋のひとりごと、梨花妃を今後とも見守りましょう♪