漫画とドラマ。異なるメディアの融合は、常に注目を集めます。批判されがちな実写化ですが、中には漫画の良さを最大限に引き出した実写化ドラマもあります。そこで今回は、漫画の実写化で成功を収めたドラマを4作品ピックアップしました。
ミステリと言う勿れ
田村由美原作の人気漫画『ミステリと言う勿れ』は、2022年1月に実写化され、大きな成功を収めました。ドラマ版では菅田将暉さんが主人公の久能整を演じ、ヒロインには原菜乃華さんがキャスティングされました。原作者の田村由美 学歴についても注目されています。
同作は2023年9月に映画化され、公開から7週目にして6度目の興行収入1位を獲得。総収入は30億円を突破しました。
『ミステリと言う勿れ』のキャスト
- 久能整:菅田将暉
- 風呂光聖子:伊藤沙莉
- 池本優人:尾上松也
- ライカ:門脇 麦
- 犬堂愛珠:白石麻衣
- 美吉喜和:水川あさみ
- 天達春生:鈴木浩介
- 青砥成昭:筒井道隆
- 犬堂我路:永山瑛太
など
ROOKIES
森田まさのり原作の漫画『ROOKIES』は2008年に実写化され、平均視聴率14.96%(最高視聴率19.5%)を記録しました。今では考えられない豪華俳優陣がキャスティングされています。また、GReeeeNの「キセキ」がドラマの主題歌として起用され、大きなブームを巻き起こしました。
2009年に公開された映画『ROOKIES -卒業-』は興行収入85.5億円を記録し、同年の邦画・洋画全体で興行成績第1位を獲得しています。
『ROOKIES』のキャスト
- 川藤幸一:佐藤隆太
- 安仁屋恵壹:市原隼人
- 御子柴 徹:小出恵介
- 新庄 慶:城田 優
- 関川秀太:中尾明慶
- 若菜智哉:高岡蒼甫
- 平塚 平:桐谷健太
- 岡田優也:佐藤 健
- 湯舟哲郎:五十嵐隼士
- 桧山清起:川村陽介
- 今岡 忍:尾上寛之
- 八木塔子:村川絵梨
など
岸辺露伴は動かない
荒木飛呂彦原作の『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ漫画を実写化した同作は、
2020年にNHKで放送されました。主人公の岸部露伴を高橋一生さん、相棒の泉京香を飯豊まりえさんが演じています。
高橋一生さんの起用は意外性がありましたが、その表現力はさすがの一言で、原作ファンであっても納得させる力を持っています。配信が全盛の時代においても真っ向勝負できるクオリティーを持つ作品として称賛されています。
『岸辺露伴は動かない』のキャスト
- 岸辺露伴:高橋一生
- 泉京香:飯豊まりえ
- 一究:柴崎楓雅
- 志士十五:森山未來
- 片平真依:瀧内公美
- 平井太郎:中村倫也
- 橋本陽馬:笠松将
- 乙雅三:市川猿之助
- 大郷楠宝子:内田理央
- イブ:古川琴音
- 大柳 賢:柊木陽太
など
孤独のグルメ
久住昌之原作、谷口ジロー作画のグルメマンガ『孤独のグルメ』のドラマは、2012年の第1シーズンから、なんと10シリーズも続く大ヒット作品です。年末には恒例となるスペシャルドラマも放送。井之頭五郎役の松重豊さんは連続ドラマ初主演で、彼の代表作として知られるようになりました。
『孤独のグルメ』の原作は実は2巻しかなく、原作の雰囲気を知り抜いたスタッフが独自に店を選ぶことで、原作にないオリジナルエピソードを制作し続けています。
『孤独のグルメ』のキャスト
- 井之頭五郎:松重豊
- 宮内順子
- 有賀さつき
- 田中要次
- 松居直美
- 美保純
- モト冬樹
- 久本雅美
- 久住昌之
など
まとめ
漫画の実写化に成功したドラマを4作品紹介しました。これらのドラマは、漫画の実写化という難題に立ち向かいながらも、原作の魅力を存分に引き出し、ファンを納得させる作品として成功を収めています。今後も、原作を大切にしつつ、新たな解釈や展開を加えていくドラマが期待されます。