「転生したらスライムだった件」(転スラ)の物語序盤に登場するシズエ・イザワ(通称:シズ)は、リムルにとって特別な存在であり、彼の姿の原型となる重要なキャラクターです。この記事では「転スラ」のシズの正体や、死亡しているのか、復活の可能性があるのかについてまとめています。
【転スラ】シズの正体はリムルと同じ転生者!
「転スラ」のシズ(本名:井沢静江)は、主人公リムルと同じく日本から異世界に召喚された転生者です。彼女は、もともと地球の戦時中に東京で暮らしていた日本人でしたが、空襲で炎に包まれ死亡しかけた際に魔王レオンによって異世界へ召喚されました。外見は10代後半の美しい女性ですが、リムルよりずっと昔に転生しており、実際の年齢は70歳前後です。
炎の精霊「イフリート」を宿す
召喚時、全身に火傷を負ったシズを見たレオンは、一度は失敗と見なして見放そうとしました。しかし、体を起こして助けを求めるシズの姿を見て、彼女に炎の適性があると判断し、上位精霊イフリートを憑依させます。シズは召喚の際、「炎熱操作」「炎熱攻撃無効」のスキルを得ており、これが憑依成功の要因となりました。また、イフリートを受け入れる一方で、その支配を拒む意思を示したため、ユニークスキル「変質者(ウツロウモノ)」も獲得。以降、彼女はイフリートと共に生きる宿命を背負うことになります。
【転スラ】シズは死亡している?
アニメ第8話で、シズはリムルの目の前で命を落とします。その出来事について詳しく紹介します。
イフリートの暴走
シズは最後の旅の途中でリムルと出会います。同じ転生者として交流を深め、リムルが築くテンペストを好意的に感じていました。しかし、その直後にイフリートが暴走。暴走したイフリートはリムルによって捕食され、事態は収束しますが、精霊を失ったシズは寿命を迎えることとなります。
リムルがシズを捕食
死を目前にしたシズは、召喚者であるレオンに対する未練、そしてイングラシア王国に残してきた教え子たちを見守ることをリムルに託します。また、シズは「この世界に取り込まれたくない」と懇願し、リムルに自らを捕食するよう求めました。
リムルは彼女の意思を受け入れ、シズを捕食。その際に彼女が愛用していた「抗魔の仮面」を受け取り、その意思を引き継ぐことを決意します。こうしてリムルは人間の姿を手にし、まるで幼少期のシズにそっくりの見た目になりました。この出来事はリムルにとっても大きな転機となり、彼の旅路における重要な出会いとして記憶されることになります。
【転スラ】シズが復活する可能性はある?
転スラでシズが復活する可能性は低いと思われます。彼女がリムルに託した願いや、リムルが彼女の意志を引き継ぐことが、ストーリーの大きな軸となっているため、物語のテーマや構造的に実現は難しいでしょう。リムルが過去に仲間を蘇らせた例はありますが、今のところ原作やアニメではシズが復活する描写はありません。
なお、スピンオフ作品「転スラ日記」では霊として一時的に登場するシーンがあり、彼女の存在が物語の中でいかに大きなものであるかを改めて実感させられます。
【転スラ】シズの強さと能力は?
シズは「爆炎の支配者」としての異名を持ち、英雄的存在として知られていました。シズの強さは、人間を大きく超えるものであり、上位魔人としての実力を持っています。ただし、上位悪魔には及ばないため、その位置づけは上位魔人以上、上位悪魔未満といったところです。
シズの主な強さは、炎の精霊イフリートとの融合による圧倒的な戦闘能力にあります。彼女はユニークスキル「変質者(ウツロウモノ)」を駆使し、イフリートの力を分離することで自身を保ち続けました。さらに、彼女が使っていた「抗魔の仮面」は、魔力を抑える効果を持ち、彼女の力を支える重要なアイテムでした。この仮面はリムルに受け継がれ、シズの意思を象徴する存在となっています。
まとめ
「転スラ」のシズは、その生き様を通じてリムルたちの成長に大きく影響を与えています。リムルの中で生き続ける彼女の存在は、転スラの物語を彩る重要な要素として、今後も語り継がれていくでしょう。