【検証】最近の漫画はつまらない?その理由を深堀りしてみた

マンガ

コロナ禍の影響もあり、お家時間を過ごすことが多くなった昨今。

過ごし方のひとつとして、漫画を読むようになった方が増えてきました。

注目度も高まっている漫画ですが、最近の評価としては「面白い」だけでなく「つまらない」という声も聞こえているようです。

今回は、そんな最近の漫画事情を作品を交えながら解説していきますよ!

最近の漫画がつまらないと言われる理由とは?

最近の漫画が「つまらない」といわれる理由は主に3つ挙げられます。

・単調なストーリーになっている

・有名漫画のオマージュが多い

・テーマに偏りがみえる

それでは、それぞれ理由を深堀りしていきましょう!

単調なストーリーになっている

ストーリー展開の単調さは、多くの人が感じているポイントではないでしょうか?

ストーリーの次の展開が想像しやすいことで単調に感じてしまうのです。

現代の漫画はシンプルな内容が多く、ストーリーで伏線を張ることも少なくなっています。

そのため、人によっては読み応えがないという感想もあるようです。

有名漫画のオマージュが多い

有名漫画のオマージュが多いことも「つまらない」という感想につながっています。

例えば、呪術廻戦では主人公・虎杖の必殺技がハンターハンターの主人公・ゴンの技をオマージュして設定、作画している点です。

オマージュ自体が悪いのではなく、頻度が多いことでオリジナリティを感じることができず、面白味に欠けてしまいます。

テーマに偏りがみえる

漫画にも流行があり、それに合わせた設定が偏ることで「つまらなさ」を感じることがあります。

最近では鬼や悪魔、呪霊などを扱う設定が多く、設定が似たり寄ったりなことが多いです。

賛否両論で話題になった漫画のストーリー展開から特徴までご紹介!

ここまで最近の漫画がつまらない理由を深掘りをしました。

次は実際の作品を交え、今話題の漫画から昔懐かしい漫画、ひっそり話題になった漫画まで幅広く「つまらない」のか検証していきます!

その作品を読んでみたことがある方は自身の感想と照らし合わせてみたり、読んだことがない方は気になる漫画があれば、ぜひチェックしてみてください。

一世を風靡した『鬼滅の刃』

『鬼滅の刃』は「週刊少年ジャンプ」で作者・吾峠呼世晴によって描かれた漫画が原作。

2019年4月〜アニメがスタートし、現在2023年4月〜は「刀鍛冶の里編」が放送されています。

大正時代を舞台に主人公の少年・竈門 炭治郎(かまど たんじろう)は人間を喰い殺す、鬼に家族を襲われ失いました。唯一、妹の禰豆子(ねずこ)は鬼となり生き残ります。

主人公・炭治郎は妹・禰豆子を人間に戻す為、鬼を倒す政府非公認組織「鬼殺隊」に入隊し、鬼を倒していく物語です。

読者の感想

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キャラクターひとりひとりの物語がしっかり描かれていて、涙なしではみられない( ; ; )

感想の理由や漫画の特徴

この漫画の特徴は何と言っても、「セリフ力の高さ」にあります。

ストーリーはシンプルながらも、キャラクターが放つセリフは敵味方問わず力強いです。そのセリフ力がアニメにも影響していることが人気の高さに繋がっているようですね。

侍漫画の大御所『るろうに剣心シリーズ』

『るろうに剣心シリーズ』(以下、るろうに剣心)は作者・和月伸宏によって、主に『週刊少年ジャンプ』で連載し、「るろ剣」の愛称で親しまれました。

舞台は明治時代の初期。「人斬り抜刀斎」と呼ばれる伝説の剣士、緋村剣心は明治維新後に「不殺」を誓って旅をしています。緋村は神谷薫をはじめ仲間と出会い、また宿敵と戦いながら生き方を模索する物語です。

アニメ化だけでなく、俳優・佐藤健を主役に実写映画化もされ、シリーズで公開されました。

読者の感想

剣心のオンオフの表情にはキュンキュンします…!♡

感想の理由や漫画の特徴

この漫画の特徴は「キャラクターの作り込み」にあります。

感想にもあるように実際の歴史上の人物と重なるキャラクター設定も多いです。

例えば、主人公・緋村剣心は幕末の武士・河上彦斎(かわかみ げんさい)をモデルに描かれました。

史実を感じながら読むことができる、丁寧なキャラクター設定は読み応え抜群です。

話題のダークヒーロー『チェンソーマン』

『チェンソーマン』は「週刊少年ジャンプ」「少年ジャンプ+」で連載されていた、漫画家・藤本タツキの漫画。

「悪魔」と呼ばれる存在が人間を襲う世界で物語は進みます。そのような世界で「チェンソーの悪魔」の力を手に入れた、主人公・デンジ。公安でデビルハンターとして働くことになり、手に入れた普通の日常を守る為に戦います。

2022年10月にアニメがスタートし、同年12月に第1部が終了しました。尚、次回作の開始は未定となっています。

読者の感想

絵柄に反して、深い世界観に溺れること間違いなし!

感想の理由や漫画の特徴

チェーンソーマンの特徴は、「世界観の独創性」です。

読んでいくうちに主人公・デンジが放つダークヒーローの演出をはじめとして、扱うテーマから設定まで独創性が高いことが伺えます。

独創的だからこそ、賛否両論が分かれる漫画といえますね!

バトルシーンに熱くなる『呪術廻戦』

『呪術廻戦』は2018年から「週刊少年ジャンプ」で作者・芥見下々が描いている漫画です。

常人離れした身体能力を持つ、主人公・虎杖悠仁(以下、悠仁)。

祖父に育てられた悠仁だが、祖父は逝去してしまい、その夜に人を襲う化物・呪霊が現れます。その呪霊との戦いを契機に呪術師になり、様々な敵と対峙していくストーリーです。

アニメは2020年10月からスタートし第1部を終えて、2023年7月から第2部が開始予定となっています。2021年12月にはサイドストーリーが映画化され、話題になりました。

読者の感想

描くキャラクターの戦闘シーンが何よりもかっこいい!

感想の理由や漫画の特徴

この漫画の特徴は「構成力の高さ」にあります。

キャラクターの決め技や特徴的なシーンを印象深く描いており、特に主人公・虎杖が放つ決め技はかっこよくて見入ってしまいますね。

一方で有名漫画のシーンや設定と似ていることで話題となり、「もはやパクリでは?」という声も聞かれました。

思わず応援したくなるスポーツ漫画『ベイビーステップ』

『ベイビーステップ』は「週刊少年マガジン」に2007年〜2017年と長きに渡り、作者・勝木光によって描かれました。

高校生・丸尾栄一郎(以下、栄一郎)は成績優秀な几帳面系真面目男子。高校入学後に硬式テニスと出会い、その几帳面さでテニス選手として成長していくストーリーです。

2014年からはアニメ化もされて、2015年には第2シリーズも放送されました。

読者の感想

https://twitter.com/ytmkkmskro/status/1653045755379351553?s=46&t=uvtI27Yymtzopr-LxMIKSQ

テニスがわからなくても読めてしまう、丁寧な描きも作者の性格を感じるよ〜

感想の理由や漫画の特徴

この漫画は「地道な努力による成長過程」を描いているところが特徴です。

幼少期から始めているテニス選手との差を埋める為に、主人公・栄一郎は練習ノートを書き出し、トライ&エラーを重ねて成長していきます。

その成長過程において、主人公の心理を丁寧に描いていることが読者の心に刺さるようです。

新星の不良漫画『WIND BREAKER』

『WIND BREAKER』はWEB漫画サイト・マガジンポケットで作者・にいさとるによって2021年3月〜連載中。

主人公・桜 遥(以下、桜)は喧嘩最強の風鈴高校で頂点に立つという志を持って入学をします。しかし、桜が思い描いていたイメージとは違って誰かを守るために喧嘩をする「ボウフウリン」がモットーの風鈴高校。「ボウフウリン」のモットーに感銘を受けて、頂点を目指す桜の物語です。

読者の感想

今までになく綺麗な絵柄の不良漫画は新鮮だったな〜

感想の理由や漫画の特徴

『WIND BREAKER』の特徴は「キャラ立ちの良さ」にあります。

ストーリー展開も不良漫画ながら正義を守るという好感のもてる内容です。そんなモットーに努めるキャラクター達の中から誰を推すのか考えるのも楽しい漫画になっています。

無念の打ち切りから復活した『SHAMAN KING』

『SHAMAN KING』は1998年〜「週刊少年ジャンプ」で作者・武井宏之が描いた、漫画作品です。

森羅学園中等部に通う小山田まん太(以下、まん太)。ある日、霊と交流できるシャーマンである少年である主人公・麻倉葉(以下、葉)と出会います。葉はシャーマンキングを決める戦い「シャーマンファイト」に参加する為に上京してきました。葉とまん太が友達になるところから、シャーマンファイトに臨むストーリーです。

読者の感想

ゆるさも感じながら読む、ファイト漫画はずっと読んでられる〜

感想の理由や漫画の特徴

『SHAMAN KING』の特徴は「キャラクターの意外性」にあります。

主人公・葉はゆるくて落ち着いている男の子です。当時の漫画では「テンションが高い」「熱血」などの主人公設定が多い中で意外性は抜群でした。

そのキャラクターの特徴を感じながら、ぜひ読んでもらいたい漫画です。

独特のアングラ漫画『軍鶏』

『軍鶏』は2007年〜「漫画アクション」で原作・橋本以蔵、作画・たなか亜希夫により連載開始されました。

優等生少年の成嶋亮は両親を刺殺したことにより、少年院に入る。そこで空手の達人・黒川健児から「生き残るための空手」を身につけていきます。出所後は格闘技界に入り、戦いをしていく物語です。

読者の感想

冒頭のストーリー展開から引き込まれるよ!!

感想の理由や漫画の特徴

『軍鶏』の特徴は「暴力」をテーマに人間の心理描写や社会の闇を丁寧に描いているのが特徴です。

格闘技漫画というと具体的なバトルシーンや決め技をメインに据えがちですが、『軍鶏』では社会性・心理性に重きをおいています。思わず気持ちが共振してしまうこと間違いなしです。

ロングシリーズアニメの原作『遊☆戯☆王』

『遊☆戯☆王』漫画家・高橋和希によって「週刊少年ジャンプ」に1996年〜連載が開始され、2004年で完結しています。

主人公・武藤遊戯はいじめられっ子の高校生。古代エジプトのアイテム「千年パズル」を解いたことから遊戯の中に別人格である、闇遊戯を宿すことになります。人格が正義の番人となり悪人に「闇のゲーム」を執行する、ダークファンタジーです。

1998年からはアニメ化もされ、映画化もされる大人気作品となりました。

読者の感想

主人公の遊戯が表情豊かでかわいいな〜!

感想の理由や漫画の特徴

『遊戯王』の特徴は「見どころあるバトルシーン」

『遊戯王』はカードゲームでも有名ですが、元々はカードゲームを主軸にはしていませんでした。その為、カードゲーム前と後でストーリーや構成が変化しています。

その面白さを感じながら読むのも一興ではないでしょうか?

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