トラウマ漫画8つを一挙紹介|心がえぐれる尾を引く作品はこれだ!

マンガ

明るくて前向きになれる漫画もいいですが、時々無性に読みたくなる「トラウマ漫画」。

とんでもない鬱展開や胸糞エンドで気分が最悪になること間違いなしですが、なぜか読まずにはいられない…!

そこで今回は読んだ後も尾を引くトラウマ漫画を8つ紹介します。

気分が悪くなるような鬱展開や胸糞バッドエンドを迎える漫画も紹介しますので、最悪な気分になりたい方はぜひ参考にしてみてください!

僕が死ぬだけの百物語

出版社小学館
連載雑誌・レーベルサンデーうぇぶりコミックス/サンデーうぇぶり
作者的野アンジ
ジャンル少年漫画、ホラー、ミステリー・サスペンス
巻数5巻まで発売(※2023年3月時点)

あらすじ

ユウマくんが語り手となり、怖い話を100個話すというシンプルなストーリー。

ある日、主人公のユウマくんは同級生のヒナちゃんから百物語の存在を教えてもらった。

「怖い話を100個話し終えたとき、本物の幽霊が出る」

ユウマくんはヒナちゃんから教えてもらった百物語の迷信を信じ、夜な夜な怖い話を披露するが…!?

感想

「僕が死ぬための百物語」は基本1話完結で進むオムニバス形式の作品です。

百物語というだけあって、どのお話も怖い!

しかし、全てがホラー・ミステリーというわけではなく、現実にも起こりそうなリアルなものからファンタジーなものまで、テイストの異なる話が披露されます。

中には感動できる回もありますが、トラウマになりそうなリアルな回も…

また、語り手であるユウマくんについても謎が深まり、100話語り終わるときに何が起こるのかワクワクします。

1話1話ごとのクオリティが高いので、どれか一つはトラウマになるお話が見つかるのではないでしょうか?

『外れたみんなの頭のネジ』

出版社アース・スター エンターテイメント
連載雑誌・レーベルGANMA!/アース・スターコミックス
作者洋介犬
ジャンル青年マンガ、スポーツ、萌え、ホラー、ミステリー・サスペンス
巻数13巻(※2023年3月時点)

あらすじ

主人公のミサキは、街の皆が少しずつおかしくなっていることに気付いていた。

町はずれの丘に鉄塔が建ったせいかもしれないが、確実に街は狂い始め、みさき自身にも影響が出始める。

なんと、悪魔が見えるようになったのだ。

悪魔はミサキにしか見えておらず、ミサキは「他の皆が狂ったのか、それとも悪魔が見える自分がおかしいのか」と苦悩する。

一体何を信じればいいのか、更なる恐怖がミサキに迫り…!?

感想

サイコパスとは異なる狂気を描いた作品。

自分は狂ってないと思うものの、街の皆がおかしすぎて、逆に自分がおかしいの…?狂ってるって何?どういうこと?と、読んでるこっちも頭を悩ませてしまいます。

おすすめは第6話ですが、この回がトラウマになった人もいるので、心して読んでください。

ウシジマくん

出版社小学館
連載雑誌・レーベルビッグコミックスピリッツ/ビッグコミックス
作者真鍋昌平
ジャンル青年マンガ、ヒューマンドラマ、ナイトビジネス・闇社会、社会派、サブカル・個性派
巻数全46巻完結(※2023年3月時点)

あらすじ

10日5割(通称・トゴ)という法外な金利で金を貸す闇金融「カウカウファイナンス」。

その経営者である丑嶋馨のもとには、今日も数多くの人間が訪れる。

金を借りたが最後、到底支払えない金利に返済が滞る債権者たち。

闇金に手を出してしまった人々の哀れな末路とは…!?

感想

「お金を借りて返済できなくなったらこんな末路を辿るんだ…」と恐怖してしまう漫画です。

どのエピソードも暗い鬱展開が続くのですが、「洗脳くん編」は特に読んで欲しい…!

実際の事件を元に描かれており、エグい描写が多くて胸糞エンドを迎えます。

他にも、返済のために風俗で働いて精神を病んだり、夢のために資金集めに翻弄するも実は悪事に手を染めており、口封じのために殺されたり…

中にはハッピーエンドのエピソードもありますが、ほとんどがバッドエンドを迎えるので、胸糞漫画を読みたいときは「闇金ウシジマくん」をおすすめします。

なるたる

出版社講談社
連載雑誌・レーベルアフタヌーン
作者鬼頭莫宏
ジャンル青年マンガ、SFファンタジー、ヒューマンドラマ
巻数全12巻完結(※2023年3月時点)

あらすじ

小学6年生になった主人公・玉依シイナは、星の形をした生き物・ホシ丸と出会う。

ホシ丸は子供たちの意識とリンクし、変幻自在に姿形を変える「竜の子」だった。

シイナは他の「竜の子」の持ち主(リンク者)と出会い、「竜の子」を利用して世界を原始の時代にまでリセットしようとするリンク者同士の戦いに巻き込まれる。

シイナは世界の存続のために立ち上がるが…!?

感想

可愛らしいタッチとほのぼのしたキャラクターで、一見子供向け漫画のように見えますが、ほとんどの人が陰鬱になる漫画。

アニメ化もされた名作ですが、連載当時、作者・鬼頭莫宏先生が相当病んでいたらしく、その心理状況が作品やキャラに反映されています。

最後まで救いのない展開が続くので、同作者の「ぼくらの」よりも重い…

とことん沈んでいるときに読むのは良いですが、「面白そう!」という軽い気持ちで読んではいけないトラウマ漫画です。

不安の種*

出版社秋田書店
連載雑誌・レーベルチャンピオン RED/チャンピオンREDコミックス
作者中山昌亮
ジャンル青年マンガ、ホラー
巻数5巻まで発売(※2023年3月時点)

あらすじ

「不安の種」「不安の種+」に続く、シリーズ第3弾。

日本各地で起きた奇異をオムニバス形式で紹介する短編ホラー漫画。

感想

怖い、というより、気持ち悪い!

日常生活に紛れ込む怪異や異形者たちが描かれるのですが、どれも人間の持つ根源的な恐怖心を刺激する造形で不気味…

一部例外はあるものの、各エピソードには場所や時期が明記されているため、実際に起きるのでは?と思わせる作りも秀逸。

作中で最も知名度のある「おちょなんさん」は多くの人にトラウマを植え付けました。

漂流教室

出版社小学館
連載雑誌・レーベル週刊少年サンデー
作者楳図かずお
ジャンル少年マンガ、ホラー
巻数全11巻完結(※2023年3月時点)

あらすじ

小学6年生の主人公・高松翔は、ある日、母と喧嘩をして学校へ向かった。

学校へついてすぐ、大きな揺れに襲われて外の様子をうかがうと、そこにはいつもとは異なる景色が広がっていた。

なんと翔が通う小学校は、文明が崩壊し、生物や人類も滅んだ遠い未来に飛ばされていたのだ。

未来に飛ばされた子供たちに、飢えや恐怖に加え、得体のしれない生き物やペストなど、様々な困難が訪れる…

感想

数々のホラー漫画を世に生み出した巨匠・楳図かずおの代表作。

本作はグロさやキャラの造形の不気味さ、設定の恐ろしさについて言及されることが多いのですが、注目すべき点は人間の恐ろしさです。

危機的状況に陥った人間がどんな行動をとるのか、人間の恐ろしさが怖いほどリアルに表現されており、ただ「怖い」だけの作品とは一線を画しています。

怪しいキノコを食べたせいでバケモノになるエピソードでキノコが食べられなくなった、関谷というキャラのせいで大人が怖くなったなど、数々のトラウマを生み出した漫画です。

はだしのゲン

出版社汐文社
作者中沢啓治
ジャンル少年マンガ、歴史、ヒューマンドラマ
巻数全10巻完結(※2023年3月時点)

あらすじ

原爆投下を機に、父と姉、弟を失った主人公・ゲン。

生き残った母と、原爆投下後に生まれた妹を守ると誓うが、戦後の社会は甘くはなかった。

弟そっくりの少年との奇跡的な出会いもあるものの、妹は栄養失調で亡くなり、母も原爆の後遺症で亡くなり…

戦後の苦難の時代を生きたゲンの成長や生活を描いた名作!

感想

「はだしのゲン」は学校の図書館に並んでいたため、多くの人が読んだことがあるのではないでしょうか。

原爆投下後の広島を舞台に、力強く生きる人々を描いた作品ですが、あまりの衝撃でトラウマとなった人もいると思います。

原爆投下直後の街や人々の様子が恐ろしく、昭和特有の可愛らしさなど一切感じさせない絵柄がまた不気味なんですよね…

SNSでは「はだしのゲン」はトラウマだという声が多く、学校図書からも外れるということで今回紹介しました。

愛と呪い

出版社新潮社
連載雑誌・レーベルバンチコミックス/yom yom
作者ふみふみこ
ジャンル青年マンガ、ヒューマンドラマ
巻数全3巻完結(※2023年3月時点)

あらすじ

関西の田舎で両親と祖母、そして弟の5人で暮らす愛子。

中学校では友達もいて、ごく一般的な生活を送っているかのように見えるが、実は愛子の家族は新興宗教の信者だった。

両親や祖母は子供たちにも信仰を強制し、愛子自身も自分が育った家庭環境に何も疑問を抱いていない。

父からの性的虐待や、父の蛮行を知っても問題視しない母の毒親っぷり…

それらが露呈し、愛子はクラスで孤立してしまい…!?

感想

ショッキングな内容から始まり、最後まで一切救いのない鬱展開が続く「愛と呪い」。

今話題となっている宗教2世をメインに取り上げ、性的虐待や毒親、一貫して陰鬱としたテーマで描かれています。

絵柄は可愛らしいですが、騙されてはいけない…!

全く同じ体験をした人は少ないと思いますが、読んだら確実にトラウマになるレベルの胸糞漫画です。

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