
BL漫画の中でも、泣けるBLが読みたい!
一言でBL漫画といっても、笑える作品から泣ける作品まで様々なジャンルがありますよね。
設定やストーリーが分からないと購入を踏みとどまってしまいますし、求めていた内容じゃないと後悔することもあると思います。
そこで今回は泣けるBL漫画を9作品厳選しました!
あらすじや感想も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Life 線上の僕ら
常倉三矢先生、Life〜線上の僕ら読みました何これ…泣けるとは聞いていたけど、凄まじい尊さに泣いたこれぞ運命の相手なんだなぁ。いつまでも心の中は期待に胸を膨らませ白線の上を歩くあの日のまま。
たとえ道を間違えても、運命の人とはきっと何度でも巡り合える…
まごうことなき名作でした✨ pic.twitter.com/MtstzGEaRL— (ぷち) (@aquamarron) January 21, 2021
『Life 線上の僕ら』あらすじ
学校帰りに出会った高校生の伊藤晃と西夕希。
たまたま同じ遊びをしていたことから仲良くなるが、毎日顔を合わせるうちに友情が恋心へ変化してしまう。
耐えきれなくなった晃は夕希にアプローチし、19歳の時から晴れて交際をスタート。
交際は順調に思えたが、2人が28歳になった時、夕希が親から結婚を急かされ…!?
『Life 線上の僕ら』を読んだ感想
1巻完結の作品ですが、高校生から大学、社会人になるまでの2人のストーリ—がつまっていて、2人の成長や葛藤に涙が止まりません。
特に夕希が親から結婚を急かされた時、「結婚して子どもをもうける普通の人生」を考える晃と、親にカミングアウトを悩む夕希ですれ違いが起きてしまいます。
どちらの気持ちも分かるものの、2人には幸せになってもらいたい!
相手が好きだからこそすれ違う2人に胸が痛くなる作品です。

『Life 線上の僕ら』は2020年にドラマ化されました。AmazonプライムビデオやU-NEXTなどの動画配信サービスで視聴できるので、気になる方はチェックしてみてください。
4月の東京は…
4月の東京は…
めちゃめちゃ良かった強い愛奇跡の愛すぎて素晴らしかった最後に綺麗にタイトル回収されてたのも痺れましたね…これは泣ける良いBL良かったな〜余韻 pic.twitter.com/lYito6gkyQ— ぼっちな腐女子。 (@barikyarihujosi) November 22, 2022
『4月の東京は…』あらすじ
アメリカから帰国し、新入社員として東京に戻ってきた和真は、中学時代のクラスメイトで会社のトップデザイナーとなった蓮と再会する。
2人は恋人同士だったが、中学3年の夏に破局。
その後は会っていなかったため10年ぶりの再会だが、なぜか蓮は和真に「仲の良かったクラスメイト」として接してくる。
さらに蓮は中学時代の友人を避け、話題に出すことすら嫌がる始末。
その理由は、蓮がゲイであることに罪悪感を持っており、和真に拒否されることを恐れていたからだった。
しかし、2人はひょんなことから再び関係を持ってしまい…!?
『4月の東京は…』を読んだ感想
中学時代の事件がきっかけで離ればなれになった和真と蓮。
この事件がなければ2人は幸せだったのか、結果的に2人の絆が深まったからOKなのか……
2人の仲を邪魔する人物が入れ代わり立ち代わり現れ、簡単にハッピーエンドにはならないものの、最終的にはスカッとした展開になって最高です。
すれ違いラブが好きな人はハマると思うので、ぜひ読んでいてはいかがでしょうか?
ボーイミーツマリア
#ボーイミーツマリア
ヒーローになりたい広沢と女の姿で舞台に立つ有馬の話。序盤は広沢の猪突猛進さと無神経さにイライラしたけど、話が進むにつれて広沢のまっすぐさに救われた。有馬の抱える過去の回想は辛いけど、有馬にとっても広沢との出会いは救いだったんだろうなと。辛さと優しさで泣いた。 pic.twitter.com/Cs5cQqq2GW— (@345_riot) June 21, 2020
『ボーイミーツマリア』あらすじ
幼い頃からヒーローに憧れた大河は「ビッグな俳優」になるため、高校では演劇部に入部すると決意する。
だが、すでに演劇部には「マリア」と呼ばれる新入生が入部していた。
演劇部の催し物でマリアのダンスを見た大河はその姿に一目ぼれ。
さっそく舞台を終えたマリアに直撃してアプローチするも、実はマリアの正体は男だった!?
『ボーイミーツマリア』を読んだ感想
ピンクを基調とした優しい表紙とは裏腹に、意外に中身が重くてびっくりするかもしれません。
それぞれが抱えるトラウマや過去を、お互いに補い、支え合っていく姿に感動してしまいます。
マリアがトラウマを語るシーンは少しきついですが、読み終えた後は温かい気持ちになるので、ぜひ最後まで読んでみてください!

表紙のイメージで読むと、いい意味で裏切られる作品です。
ネオンサイン・アンバー
商業は時々電子で読むんだけど、あまりにも良すぎて本を買ってしまったのがネオンサインアンバーだった…初めて買った商業本、初めて泣いた商業本…全人類読んで欲しい… pic.twitter.com/4a3lI6X1iq
— 鳴善 (@XnnnXsssX) January 17, 2019
『ネオンサイン・アンバー』あらすじ
クラブのホールスタッフとして働く緒方は、感情表現が乏しく、表情が一切変わらないことが悩みだった。
感情が表に出ないことが原因で彼女にもフラれ、クラブの客にも愛想がないと思われる始末。
どうにかできないものかと悩んでいたある日、緒方は偶然、クラブの常連・サヤにお金を貸すことになった。
緒方はサヤを苦手なタイプだと思っていたが、金を貸したお礼に手料理を振舞われたことがきっかけで、急激にサヤに惹かれてしまい…!?
『ネオンサイン・アンバー』を読んだ感想
お互いの第一印象が最悪で、そこから恋に発展する典型的BL作品。
しかし、登場人物の心情が繊細に描かれており、夜の街で出会った2人とは思えないほど綺麗な恋物語に仕上がっています。
悩みなどなさそうなサヤの心の闇と緒方の葛藤、2人の辛さや苦しさに胸が苦しくなるはず。
BLにありがちなご都合主義はなく、男性同士で付き合うと直面する問題もリアルに描かれているのでぜひ読んでいただきたい作品です。
この手を離さないで
「この手を離さないで」めちゃ久々にオメガバ読んだけど、Ωなせいで家族に愛されなかった努力家の受けしんどすぎてちょっと泣いた 続編決まっててうれしい 家族に愛されるの大事 pic.twitter.com/RPoe8Gpfh7
— たむぎ (@8tmg7) May 22, 2022
『この手を離さないで』あらすじ
問題を起こし、エリート校から転校してきた晴斗。
クラスメイトは晴斗がαと聞いただけで目の色が変わるが、なぜか隣の席になった雅だけは当たりが強い。
2人は性格や境遇が正反対だが、お互いに反発しながらも惹かれ合う。
しかし、雅の体は晴斗のフェロモンに抗えず、次第にコントロールが効かなくなり—!?
『この手を離さないで』を読んだ感想
『この手を離さないで』はΩバース作品の中で最高傑作といっても過言ではありません。
まずは繊細なタッチで描かれる美麗な絵に目を奪われますが、ストーリー性もあり、表紙買いしても損はないと思います。
αがΩを溺愛する王道すれ違いストーリーですが、はじめはΩが中々心を開いてくれず……
しかし、Ωが心を開かなかった背景には生い立ちや境遇が関係しており、全てを知った後でもΩを想い続けるαに心打たれること間違いなしです!

1話完結となっていますが、続編の制作が進んでいるので今から楽しみですね!
ワンルームエンジェル
はらだ先生…
これはアカン。
ほんまボロボロ泣くやつ。
最後のページのQRコードとか、ほんと粋な計らいやなぁって思いながら…
本当に優しくて素敵な物語をありがとうございます(´;ω;`)
『ワンルームエンジェル』 pic.twitter.com/VXrL4dAKxS— トト (@totomaru90) March 29, 2019
『ワンルームエンジェル』あらすじ
趣味がなく、友人や恋人がいない30代のコンビニ店員・幸紀は、ある日うっかりチンピラに刺されて瀕死の状態になってしまう。
意識が薄れる中、幸紀は真っ白な美しい羽を持った天使を見る。
幸紀は自分の死を悟るものの、なぜかその後は後遺症もなく完治し帰宅。
しかし、家にはあの時見た美しい天使が居座っていた。
天使は記憶を失い、空も飛べなくなっており、不憫に思った幸紀は天使を家に置くことに。
突然始まった人間と天使の奇妙な生活で、幸紀にある感情が芽生え…!?
『ワンルームエンジェル』を読んだ感想
とにかく号泣したい人は『ワンルームエンジェル』を読んでください!
お世辞にも綺麗とは言えないワンルームで、お互いの寂しさを埋め合う2人の姿に涙が止まりません。
BLの見どころであるエロシーンは一切ありませんが、上質な映画を1本見たかのような満足感が得られます!
月影
欲しかった月影買えた!読んだ!
月影と逃げ水って話がめっちゃよかった。
最近こういう古い時代の、最終的には報われなくて切なくて悲しいBLが好きかもしれない。
年取るとホモ摂取の仕方も変わってくる・・・ pic.twitter.com/Bl2tJeJkYT— ゆさ✈️ (@yusa__x) April 19, 2015
『月影』あらすじ
真冬の夜、廓の前で拾われた清人は女郎たちの手によって育てられた。
幼い頃から見世の担当医に想いを寄せるも、伝えることができずに14歳で客を取ることに…
16歳になるころには見世の稼ぎ頭になっていたが—?
表題作『月影』を含む、計5作が収録された短編集。
『月影』を読んだ感想
『月影』は2015年に発売されましたが、BLの歴史に残る不朽の名作として有名ですよね。
特に表題作である『月影』は主人公の切ない恋心と辛い境遇が表現豊かに描かれており、ほろりとしてしまうこと間違いなしです。
他の4作はいい意味で期待を裏切ってくれるので、ぜひチェックしてみてください!
半分あげる
#半分あげる #半分あげる感想
いやー泣いた泣いた。白木くんと黒川くん 対象的な色の名前もとても良い タイトルも表紙もとても素敵。印象的だったのは想いが重なったときの白木くんの涙 この境遇で流した涙とこのとき流した涙は違うから。黒川くんとずっと手を繋いでいてほしい。 pic.twitter.com/wL2oq6S7na— さく (@snowajmg) January 12, 2023
『半分あげる』あらすじ
大家族の長男である黒川は、悩みなどなさそうにヘラヘラ笑う白木を毛嫌いしていた。
ある日、黒川は白木の笑顔に隠れた闇を知り、白木を連れて逃げることを決意。
しかし、2人の逃避行はたった3日であっけなく終わりを迎えてしまう。
会話もないまま卒業するが、社会人になって2人は再会し、失われた時間を埋めるように仲を深め…!?
『半分あげる』を読んだ感想
読んでいて辛くなる作品とはまさにこのこと。
白木の置かれた境遇や、子どもではどうすることもできないもどかしさ、逃避行後の2人の気持ち…
どれをとっても胸を抉られる思いで、涙なしでは読み切れません。
タイトル回収も見事なので、読もうか迷ってる人はぜひお手に取ってみてください!

本当に涙なしでは読めない…ハンカチを片手にお読みください!
ひとりで夜は越えられない
*ひとりで夜は越えられない*
男女の区別がしっかりあり、戦後なので日本人と外国人の関わり方が難しい時代その中で男性同士しかも他国同士っていう…なかなか難しい恋愛でしたね♀️ジムがすごく良いやつだったのが救いかも…切なさはあるけどしっかり救済されて最後幸せそうな2人が良きでした pic.twitter.com/JdyIWhnL0u
— *chico* (@chico10500793) February 10, 2023
『ひとりで夜は越えられない』あらすじ
舞台は1950年代の日本。
戦争のトラウマから一人で眠れなくなった征四郎は、ある日、駐在アメリカ兵のジムと出会う。
征四郎に一目ぼれしたと語るジム。
人生を変えるチャンスかもしれないと考えた征四郎は、ジムに交際を提案する。
打算から始まった2人の交際だが、征四郎はジムの存在が居心地よく感じ始め…!?
『ひとりで夜は越えられない』を読んだ感想
設定は重めですが、内容自体はそこまで暗くありません。
同性愛に対する偏見や敗戦国への差別がありながらもお互いに惹かれ合い、トラウマを乗り越える姿に涙がほろり…
号泣とまではいきませんが、純愛物が好きな人にはおすすめです。
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