読書アプリの豊富さや持ち運びに便利なことが、スマホ読書の魅力ですよね。
そのため紙の本ではなく、「読書はスマホ派」という方が増加傾向にあります。
しかし対策をしないでスマホ読書を続けていると、目が疲れる原因に。
「対策をしてスマホ読書をしたけど、目が疲れる」
「視力低下がこわい」
「大きい画面で読書をしたい」と考えている方は、電子書籍リーダーがおすすめです。
理由は目に優しく、長時間読書をしても疲れにくいから。
そこでこの記事では以下のことを中心に解説します。
- 目が疲れる4つの原因
- 疲れを軽減させる5つの解決策
- スマホ読書のデメリット
- 電子書籍リーダー目に優しい理由
おすすめの読書アプリも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
では、さっそく見ていきましょう。
スマホ読書はなぜ目が疲れる?主な4つの原因

手軽に楽しめるから私はスマホで読書をしているよ!
でも読んでいると目が疲れてしまう
なんでだろう……
このようにスマホ読書をしていて、目の疲れを感じたことはありませんか?
目が疲れる理由には、主に4つの原因が考えられます。

スマホ読書は目にどのような影響を与えるのか、1つずつ解説しますね。
ブルーライトの影響
スマホ読書で目が疲れる原因には、「ブルーライト」が大きく関係しています。
ブルーライトとは紫外線に近い、強いエネルギーを持った青い光のことです。
スマホやタブレット画面には、ブルーライトを多く発光するLEDディスプレイを導入しています。
ブルーライトが持つ性質によって、脳はピント合わせに苦労し、まぶしさやチラつきを起こすのです。
また、目の奥まで届く強い光のため、まぶしさから瞳孔を縮めます。その結果、目の筋肉を酷使し、目が疲れる原因に。
目の疲れ以外にもブルーライトの影響で
- 頭痛
- めまい
- 睡眠障害
などの症状を引き起こします。
暗い場所でスマホ読書をしている
暗い場所でのスマホ読書は、目が疲れる原因の1つです。
暗いところでは、明るいところよりも目のピントが合わせづらいため、より光を取り込もうとします。
また、暗いところでは瞳孔が大きく開きますが、手元のスマホを見るときは瞳孔が小さくなります。
この瞳孔の正反対の動きが目の筋肉を酷使させ、さらに目が疲れる原因になるのです。
メガネやコンタクトの度数が合っていない
目の疲れの原因は、メガネやコンタクトの度数が合っていないからかもしれません。
メガネやコンタクトは、目のピント合わせを補助する役割があります。
度数が合っていないことで、ピント合わせがうまくいかず、目に余計な負担がかかり、目の疲れにつながります。
視力は変わるものなので、定期的に眼科で検査を受けましょう。
長時間スマホ読書をしている
スマホのような小さな画面を長時間見続けることで、目の筋肉を酷使し、目の疲れにつながります。
私たちは近くのものを見るとき、目の筋肉を伸縮させて自動的にピントを合わせています。
ピント合わせにも目の筋肉を使っているため、長時間のスマホ読書で目が疲れがちに。
スマホは画面が小さいので、表示される文字も小さく、テレビやパソコンを見るときよりも目と画面の距離が近くなります。
画面との距離が近いと、余計に目の筋肉を使うため、目の疲れをさらに悪化させてしまいます。
スマホ読書の疲れを軽減させる5つの解決策

目の疲れは、目の筋肉を使いすぎちゃうからなんだね。
でも、これからもスマホ読書を楽しみたいよ。
目の疲れを軽くする方法があれば知りたいな。
そこで疲れを軽減させる5つの解決策をお伝えします。

目の疲れが楽になるので、ぜひ参考にしてみてください。
ブルーライトをカット
ブルーライトをカットするには、メガネとフィルムを活用しましょう。
ブルーライトカットメガネには、
- 光を反射させるタイプ
- 光を吸収させるタイプ
の2種類があります。
反射させるタイプは、透明なレンズを使用しているため、通常のメガネと見た目はさほど変わりません。
レンズ越しの景色の色も変化がなく、普段のメガネとしても使いやすいです。
吸収させるタイプは、ブルーライトカット率に優れています。
しかし、色が付いているレンズが多く、好みの問題やTPOを考えなくてはいけません。
メガネの使用に抵抗がある方は、スマホの画面に貼るフィルムの使用がおすすめです。
ほとんどが色つきのため、本来の色と少し色味が変わってしまうことがデメリットですが、スマホに貼るだけで簡単にブルーライトをカットしてくれます。
端末によっては、ブルーライトを軽減できる機能が搭載されています。
iPhoneなら
「設定」>「画面表示と明るさ」>「Night Shift」をオン
ディスプレイの色合いを目に優しい暖色系に変更できます。
スマホの明るさを調整
スマホの明るさを調整することで、目への負担を軽減できます。
初期設定のままだと、目に負担がかかることも。
場所によって、明るさを合わせることがポイントです。
「設定」>「画面表示と明るさ」>「True Tone」をタップ
手動で調整が面倒な方は、機種によっては自動的に最適化する機能が備わっています。
便利な機能なので利用してみましょう。
明るい場所で読書する
明るい場所でスマホ読書をすると、瞳孔の動きを最小限に抑えられるため、目の疲れの軽減につながります。
しかし、部屋が明るすぎる場合は、ディスプレイに光が反射して文字が読みづらくなってしまいます。
読みづらいことで
- 目と画面の距離が近くなってしまう
- 目を細めて画面を凝視する
などの問題が起きてしまい、目の筋肉に余計な負担をかけてしまいます。
そのため、適度な明るさで読書することが大切です。
目から画面までの距離を30㎝以上離す
スマホは画面が小さいため、本やパソコンを見るときと比べて目と画面の距離が近く、気づくと至近距離でみてしまっているケースも。
目から画面までの距離を30㎝以上離すことが理想です。
また画面を見るときは、顔全体を下げるのではなく、目線だけを下げることがポイント。
顔全体を下げると、首や肩の疲れになるため気を付けましょう。
下向きで長時間スマホ読書を続けると、首に負担をかけてしまう体勢になります。
無意識で読書をすると姿勢が悪くなるので、背筋を伸ばし、正しい座り方を心がけましょう。
スマホとの距離が一定に保てることによって、目の疲れの予防にもなります。
休憩を入れて目を休ませる
目の緊張状態を和らげるために、適度な休憩を入れて目を休ませることが大切です。
休憩の目安は、1時間に10分程度がおすすめ。
そのときに、遠くを見て目を休ませることで目の疲れを緩和します。
画面に集中しているときは、まばたきの回数が減ってしまうことも。
意識してまばたきの回数を増やすことで、目の疲れを予防します。
このときに上まぶたと下まぶたをしっかり閉じることを意識してみましょう。
スマホ読書のデメリット
ここまでスマホ読書が目の疲れにどのように関係しているのか解説しました。
しかし、スマホ読書は目の疲れだけではなく、次の2つのデメリットもあります。
- 画面が小さくて読みづらい
- 読書中に通知が来て集中力が途切れる

解決策も一緒にお伝えしますね。
画面が小さくて読みづらい
スマホは画面が小さいため、表示される文字サイズが小さく、読みづらいことがデメリットです。
2本の指でスマホ画面をつまむ操作で文字を大きくできますが、一画面に表示される文字数が少なくて読みづらいと感じてしまうことも。
画面が小さく読みづらさを感じる方は、8インチ以上の端末がおすすめです。
8インチはおよそ縦17㎝、横16㎝の大きさです。
大画面だと
- 文字サイズが大きい
- 一画面に表示される文字数が多い
などのメリットがあるため、読みづらさを感じることなく、読書に集中できます。
読書中に通知が来て集中力が途切れる
スマホ読書は、メールやアプリの通知など他の情報が途中で入ってきてしまうことで、せっかく読書に集中していたのに、気が散ってしまうことも。
読書に没頭したい方は、電子書籍リーダーの利用がおすすめです。
なぜなら電子書籍を読むことに特化している端末のため、メールなどの通知が来ないから。
そのため、電子書籍リーダーは読書に集中したい方に最適の端末といえます。
目が疲れにくい電子書籍リーダーで読書がおすすめ
電子書籍リーダーは読書に特化した端末です。
タブレット端末に比べると
- 価格が安い
- 端末が軽い
- 連続使用時間が長い
といったメリットがあります。
電子書籍リーダーをおすすめする1番の理由は、目が疲れにくいことです。

見た目はタブレットと変わらない気がするけど
何が違うのかな?

どうして目が疲れにくいのか理由を説明するね!
E-inkを使用しているため目が疲れにくい
「E-ink(電子インク:Electronic Ink)」とは、白と黒の電子インクをディスプレイ中に動かして、文字や画像を表現する技術です。
構造的に紙にインクを印刷することに近いので、紙の書籍と同じような見た目が特徴です。
また、電子書籍リーダーは、電子ペーパーを採用しています。
外の光を反射させて画面に文字を表示させるので、まぶしさを感じることなく、長時間読書を楽しめます。
フロントライト方式でブルーライトをカット
電子書籍リーダーはフロントライト方式で、目への負担を軽減します。
フロントライト方式とは、ライトが液晶画面の前面にあり、目とは逆方向に光を発します。
発せられた光が、液晶画面に反射して光が目に入ってくる仕組みです。
目に向かってダイレクトに光が入るわけではないので、まぶしさを感じません。
一方、スマホやタブレットはバックライト方式を採用しています。
バックライト方式は、液晶画面の裏から目に向かって光をダイレクトに放ちます。
画面がきれいにはっきり見えることがメリットですが、ダイレクトに入ってくる強い光にはブルーライトの影響があり、目の疲れを引き起こす原因です。
軽くて持ち運びが便利
電子書籍リーダーを1台持っていれば、端末によっては1000冊以上の本を保存できます。
- 重たい本を持ち歩かなくて済む
- 気分に合わせていつでも好きな本を読める
ことが魅力です。
収納スペースを確保する必要がないので、本の置き場に困っている方も、電子書籍リーダーが1台あれば解決しますね。
目に優しい電子書籍リーダーの設定方法
今回は電子書籍リーダーで有名なKindleを例に、目に優しい設定方法を解説します。
電子書籍リーダーは目に優しい端末ですが、設定を自分仕様にすることでさらに目の疲れを軽減できます。

設定方法はとてもシンプルだよ!
明るさを設定
画面が暗い・明るいことで電子書籍が読みづらいと感じることがあるでしょう。
そのようなときに「Kindle」は、明るさ設定が24段階あるため、自分が一番疲れにくい明るさを細かく選べます。
明るさの設定方法は次の通りです。
- 設定画面を開く
- ホーム画面なら上部にある歯車マークをタップ(読書中ならツールバーを表示させて歯車マークをタップする)
- 明るさのメモリ部分をタップして、自分好みの明るさに変更
文字サイズ・フォントを設定
「Kindle」では、文字サイズやフォントなどを変更して自分の読みやすい端末に設定することができます。
文字サイズ・フォントの設定は
- 本のページ上部をタップし、ツールバーを表示
- 表示されたら、[Aa]をタップ
- [フォント]を開く
フォントから文字サイズ・太さ・フォントの変更が可能です。
- 文字の太さは5段階
- 文字のサイズは14段階
から選べます。
ダークモード設定する
白の背景だと目への刺激が強すぎるため、目の疲れの原因になります。
長い時間読書をするなら、黒い背景のダークモードがおすすめです。
設定方法を説明します。
- 読みたい本を選んでページを表示
- 表示したページを2回タップし、「Aa」をタッチ
- 「レイアウト」をタップすると、「ページの色」という画面が表示される
- ダークモードにする場合は「⚫」を選択
レイアウトの都合で、ダークモードに設定できない書籍もあるので注意しましょう。
スマホ読書おすすめのアプリ
アプリの数が多くてどれを使えばいいかわからない方のために、おすすめのアプリを3つピックアップしました。
目的によって、どのアプリが適しているのかわかりやすく解説します。
希望のアプリが見つかるはずです。ぜひ参考にしてください。
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