炭治郎の額には痣があります。物語を進めていくうちに、炭治郎の痣はとても重要なものであることが発覚しますよね。
ただ、この痣は生まれつきのものではなく、事故によってついたものだったのです。今回は炭治郎の痣について詳しく解説していきます。
炭治郎の痣ができた経緯!いつできた?
炭治郎といえば、おでこの痣がトレードマークになっています。
今となってはあることが当たり前になっている炭治郎の痣なのですが、実は生まれ付き合ったものではありません。ここからは、炭治郎の痣の経緯を紹介していきます。
炭治郎の痣はもともとやけどの傷だった!
炭治郎の痣、実はもともとやけどの傷でした。
鬼殺隊に入る前に、火鉢を倒した弟を炭治郎がかばった際にやけどを負ってしまいます。
彼が幼少期に遭った火災事故によって、耳に深いやけどを負ってしまったのです。そのため、鬼殺隊に入る前の炭治郎の痣は、痣というよりやけどの跡という色味をしていますよ。
最初は黒くなく、薄いピンク色で表現されています。また、記憶にあるような形の痣ではなく、形も楕円形になっていました。
こちらのエピソードは、10巻81話で登場する煉獄槇寿郎への手紙で発覚しています。
炭治郎のやけど傷が痣になったのは最終選抜!
炭治郎のやけど傷が痣っぽくなったのは、最終選抜のタイミングです。
最終選抜では50人以上の人間を食べている鬼と戦うことになりました。この鬼は、炭治郎を強く育てた元水柱・鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)に捕らえられた過去があり、その事実を憎んでいたようです。
最終選抜にやってくる鱗滝の弟子を殺すという行動を繰り返しており、炭治郎も標的にされてしまいます。そして、鬼の巨大な拳で打たれた炭治郎は、木に体を激しく打ち付けて気絶。
その時、狐の面が割れた際に炭治郎は左の額に傷を負うことになりました。これがやけどから痣へと変化した瞬間でもあります。
最終選抜後のおでこの痣は楕円形ではなく、「く」という形になっていますね。変化のタイミングは、漫画2巻10話、アニメだと「竈門炭治郎立志編」6話で見ることができますよ。
炭治郎の痣は、彼の成長や意志を象徴するものとして、物語の重要な要素となっています。その意味や変化を時系列で振り返ることで、炭治郎の戦いの軌跡をより深く理解することができるでしょう。
炭治郎の痣の色が変わるのはなぜ?いつ変わっている?
炭治郎の痣は、物語を通して色が変化しています。
炭治郎の痣の色が変わるタイミングは鬼と死闘の戦いを繰り広げたタイミング。痣は一時的に炎のような形をした痣へと変化します。
炭治郎の痣は、彼の体験や感情によって変化しているようですね。例えば、炭治郎が鬼殺隊の任務に成功し、仲間との絆が深まった時には、痣の色が明るくなることがあります。また、逆に、炭治郎が苦境に立たされ、絶望感や悲しみを感じた時には、痣の色が暗くなることも。
炭治郎の痣の色の変化は、彼の内面の変化を表しています。そのため、痣の色が変わることで、炭治郎の成長や心の変化を感じることができるのです。炭治郎の痣の色の変化に注目して、彼の物語の展開を見守っていきましょう。
炭治郎の痣って結局何?メリットとデメリット
先祖代々ずっと炎柱を継承する煉獄家には、「炎の呼吸」の指南書が残されており、その中に炭治郎の痣についての記述がありました。
それは、「日の呼吸」として選ばれた剣士の証であるということ。指南書には以下のように記載されていたようです。
「戦国時代に存在した「日の呼吸」の剣士は、花札のような「耳飾り」をしていた。そして、選ばれた「日の呼吸」の剣士は、生まれつき額に赤い痣がある。」
炭治郎は生まれつきではないものの、成長していく過程でどんどん変化していきました。自身の成長と同時に「ヒノカミ神楽」を扱えるようになり、「日の呼吸」の剣士として目覚めたことになります。
炭治郎の痣は偶然できたものではなく、400年もの時を超えて定められていた運命だったということですね。では、この炭治郎の痣について深く知るために、メリットとデメリットを解説していきます。
炭治郎の痣のメリットは強くなれること?
炭治郎の痣には、強くなるというメリットがあります。炭治郎の痣は、鬼殺隊の一員として戦っていく中で得たものです。痣は、炭治郎の体の一部となり、炭治郎の力を引き出す役割を果たしています。
炭治郎の痣は、彼が鬼殺隊のメンバーとしての資質を持っていることを示しています。痣があることで、炭治郎は他のメンバーよりも強くなり、戦闘能力を向上させることができます。これにより、彼は鬼を倒し、人々を守るためにより一層の力を発揮することができました。
炭治郎の痣は、彼の強さと成長、個性を象徴するものです。痣は、炭治郎が鬼殺隊の一員としての地位を確立し、強くなるためのメリットをもたらしています。
また、痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れるとも言われており、炭治郎が痣の者になった後、鬼殺隊メンバーも痣を発症していましたね。
炭治郎の痣のデメリットは25歳で死ぬこと?
炭治郎の痣には、様々なデメリットが存在しますが、その中でも最も注目されるのが、25歳で死ぬという運命を背負っていることです。
このデメリットは、弦の壱・黒死牟と無一郎と玄弥が戦っている場所へ、岩柱・悲鳴嶼行冥が駆けつけた際に発覚したエピソード。痣は寿命の前借りに過ぎず、全盛期がすぐに終わってしまうほど強力な力を持っているんですね。
そこで気になるのは炭治郎の寿命ですよね。炭治郎が25歳まで生きられたのか、については残念ながらわかっていません。
ただ、炭治郎はカナオと婚姻関係にあったような雰囲気があり、最終回にてそれぞれの子孫にあたる子供が登場していました。年齢をまとめるとこんな感じです。
- 炭治郎の曾曾孫の炭彦が15歳、カナタ16歳
- 善逸と禰豆子の曾孫の善照が17歳、燈子18歳
炭治郎の曾曾孫と善逸の曾孫が同世代になっている、ということは炭治郎は早い段階でなくなっており、炭治郎の子供も若い世代で子供を授かっていることになります。
あくまで憶測ではありますが、炭治郎は早くに亡くなっている可能性が高いでしょう。
炭治郎の成長と痣の変化を時系列で紹介!
炭治郎の痣の変化について、時系列で解説していきます。痣が変化したタイミングは以下の通り。
- 炭治郎の痣の最初の変化:家族を養うための決意
- 痣の変化:鬼になった妹・禰豆子との再会
- 痣の変化:修行の過程での成長
- 痣の変化:鬼殺隊入隊と共に力強くなる
- 痣の変化:最終決戦での輝き
炭治郎の痣は、最終決戦において最大の輝きを放ちます。彼の成長と闘志が集約された痣は、鬼との戦いの中で最も強く輝き、勇気を与えてくれました。
物語のなかでは様々な鬼と戦っていますが、痣が出てくる条件は心拍数200以上であること、体温が39度以上になるというもの。主に以下の戦いで痣の色が変化しています。
- 上限の陸との闘い
- 柱稽古で限界突破したとき
- 上弦の参・猗窩座との闘い
これらの戦いは炭治郎の生死にかかわるような、壮絶な戦いでした。生命に関わるような戦いを繰り返すことで、痣はより濃い色へと変化していったことがわかりますね。
それほど炭治郎は体を駆使していたことが伝わってきます。
まとめ
炭治郎の痣(やけどの傷)はいつできたのか、その意味や変化につい時系列で紹介しました。
初めは深い傷だった炭治郎の痣は、徐々に黒くなっていきます。怒りや悲しみなどの感情が高まると、痣がより赤くなり、力も増します。
そして、最終的には炭治郎の痣は、鬼殺隊の隊士たちとの共闘によって、完全な力を発揮するようになります。この時、彼の痣は真っ黒になり、鬼を倒すための最大限の力を引き出すことができるようになりましたね。
これから漫画やアニメを見るとき、炭治郎の痣にも注目してみるとさらに楽しめますよ。
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