アニメ「ちびまる子ちゃん」は、1990年に放送開始されて以来、国民的アニメとして愛され続けています。しかし、2024年3月、まる子の声優を34年間担当していたTARAKOさんが逝去されました。63歳という若さでの突然の訃報に、多くのファンや関係者が悲しみに包まれました。
ちびまる子ちゃんの声優が死亡でアニメが打ち切りに?
ちびまる子ちゃんの声優・TARAKOさんの死亡により、「ちびまる子ちゃん」の放送が打ち切られるのではないかという噂が広まりました。しかし、フジテレビはアニメの続行を決定し、新たにまる子の声優として菊池こころさんが選ばれました。この決定は、アニメの制作スタッフやファンにとって、大きな期待と同時に不安も抱かせるものでした。
まる子 元声優・TARAKOさんの功績
TARAKOさんの声は、まる子のキャラクターそのものと言っても過言ではなく、彼女の演技がなければこのアニメは成り立たなかったでしょう。そのため、彼女の死去はファンだけでなく、業界全体にとっても大きな損失となりました。
TARAKOさんのプロフィール
- 生年月日:1960年12月17日
- 没年月日:2024年3月4日(63歳没)
- 出身地 :群馬県
- 血液型:AB型
- 趣味 :詩作、空を見ること
TARAKOさんの出演作品
- ちびまる子ちゃん(さくらももこ〈まる子〉)
- みかん絵日記(みかん)
- まじかる☆タルるートくん(タルるート)
- ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(モノクマ)
- TRIGN RTAMPEDE(ザジ・ザ・ビースト)
- 甲虫王者ムシキング(チビキング&ナレーション)
- アンパンマン(フランケン・ロボ)
など
まる子 後任の声優・菊池こころさんについて
新たにまる子の声優を務めることになった菊池こころさんは、これまでにも多くのアニメに出演してきました。しかし、TARAKOさんの後任という重責を背負うことは、非常に大きな挑戦となります。菊池さんは、これからまる子というキャラクターに新しい息吹を吹き込み、ファンの期待に応えるべく努力されていることでしょう。
菊池こころさんのプロフィール
- 生年月日:1982年11月9日(41歳)
- 出身地 :東京都
- 血液型:B型
- 趣味 :園芸
菊池こころさんの出演作品
- BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS(うちはサラダ)
- ONE PIECE(トコ)
- パズドラ(神戸ヒビキ)
- 忍たま乱太郎(時友四郎兵衛)
- トリコ(クルッポー)
- 侵略!イカ娘(紗倉清美)
- ハートキャッチプリキュア!(ポプリ)
など
ちびまる子ちゃん出演声優と制作スタッフのコメント
「ちびまる子ちゃん」制作スタッフは、TARAKOさんの死去後も、その遺志を継いでアニメを続けることを決意しました。これは、ファンのためでもあり、TARAKOさんへの最大の敬意でもあるでしょう。出演声優や制作スタッフのコメントを紹介します。(ちびまる子ちゃん公式HPより引用)
おじいちゃん役の声優:島田敏さんのコメント
おじいちゃん役の声優・島田敏さんは、作中で友蔵がよく詠んでいる俳句の形式でコメントを寄せました。
”胸つまる『何だい?まる子』言えなくて 友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句”
お姉ちゃん役の声優:豊嶋真千子さんのコメント
お姉ちゃん役の声優・豊嶋真千子さんは、TARAKOさんの温かい笑顔と優しい声に励まされ続けたことをコメントしました。
”大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね~」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことが沢山ありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出には出来そうにありません。『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね~!』”
たまちゃん役の声優:渡辺菜生子さんのコメント
たまちゃん役の声優・渡辺菜生子さんは、TARAKOさんとの大切な時間は今も心に輝いているとコメントしました。
”TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせて頂きました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします”
番組スタッフのコメント
アニメ「ちびまる子ちゃん」のスタッフは、TARAKOさんは、まさにまる子だったとコメントを残しています。
”放送開始から34年間、まる子を演じていただいたTARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、”ちびまる子ちゃん”の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした”
さくらプロダクションのコメント
原作者さくらももこさんの事務所「さくらプロダクション」は、まる子役を34年間務めたTARAKOさんの逝去を悼み、感謝と哀悼の意を表しました。
”アニメ「ちびまる子ちゃん」で、「まる子」を演じ続けて下さったTARAKOさまご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。さくらももこと声が似ていることがご縁でした。放送開始から34年間に渡りTARAKOさまは、ぐうたらでおっちょこちょい、粋を好み、家族やお友達が大好きな「動くまる子」を、その豊かな表現で作り上げて下さいました。TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします”
まとめ
ちびまる子ちゃんの声優・TARAKOさんの死亡は、非常に悲しい出来事でしたが、アニメは新たな声優を迎えて続いています。菊池こころさんの新しいまる子が、今後どのようにキャラクターを表現し、視聴者に受け入れられるかが今後の注目点です。これからも「ちびまる子ちゃん」が多くの人々に愛され続けることを期待しています。
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